亡国の王子 54
丁寧に舐め、尿道に残った精液も吸い出してくれた。
たわわな胸をさらけ出したままで、お掃除フェラをしてくれるシンシアに愛おしさがこみあげてきて、リードはシンシアの頭を撫でていた。その上、剛根がさらに硬さを増す。
彼女が口を離した時には、剛根は綺麗になり、シンシアの唾液で濡れ輝いていた。
(もっと犯せ!)
そんな声がリードの中で蠢く。だが、彼はそれを何とか表には出さないように抑え込む。
そのまま、シンシアは微笑んですっと離れ、服装を整える。
サリーがやってきて、それを手伝った。
「おいで、サリー」
「いいのですか?」
「君も欲しいし、それはサリーも同じだろ?」
シンシアの服装を整え終えたサリーを、リードが呼ぶ。
この時にはサラも抱かれた余韻から回復し、近くに控えていた。
(犯せ!)
例の声が、まだ蠢いている。しかもサリーも待たされた分だけ期待してる事に、リードも気づいている。
(僕を操ろうとするな!お前は誰だ!)
心の中で、リードは叫ぶ。この声が自分を絶倫足らしめている「何か」だと、彼も気づいている。1日射精しないと一種の「酔い」とも「中毒」ともつかない妙な状態が起きる原因であることも。
だがそれを顔には出さず、目の前のサリーを優しく抱きしめる。
「リード様…」
「待たせて、ごめんね」
「そんな、私などに…」
サリーが、嬉しさと不安がないまぜになった顔をしている。
一メイドに過ぎない自分が王子殿下に愛されていいのか?そんな遠慮と不安が、サリーの心の中にはいつもあった。
同時に、同輩や先輩に対しては内心では自慢に思ってもいる。
実際に、ほかのメイドからは多少妬まれているし、メイド仲間との付き合いには結構気を使っている。
サラやエルフィーネにこの話をしたら、「王子殿下に愛されているのだから、公爵もメイド長も誰もサリーを馘にはしないだろう。安心したらいい」と言われたのであまり強い不安にはなっていないものの、今度は「殿下に嫌われたくない」という気持ちが強くなった。
「サリーは十分に素敵だよ」
リードは、腕の中のサリーに優しく語り掛ける。リードもサリーの遠慮や不安の感情には気づいていた。ただ彼は、それが身分違い故のものだと思っていたのだが。
(さあ、犯そうぜ)
優しくあろうとするリードの中で、あの声がする。
この声を聴くと、自分の性欲が強くなってしまう。
幸いなのは、周りの娘達が彼に抱かれることに喜びや幸せを感じてくれていること。
抱きしめていたサリーの背中やお尻を、ゆったりとまさぐる。
さらに、サリーの首筋にキスしたり、耳元を舐めたりと、愛撫を続ける。
サリーも、抱きしめられて潰れたおっぱいを擦り付けるように小さく体を動かす。
パイズリできる程度には発育しているおっぱいは、既に乳首が勃っており、服の上からでもこりこりとした先端を感じ取れた。
「ああ、リード様ぁ…」
「サリー…」
「ああん!」
何も穿いていないスカートの中で、サリーの女穴も濡れていた。
リードは彼女の淫密を指につけると、陰核を優しく撫でる。
サリーは、アンビエント帝国の14歳の少女としてはごく平均的な体格の可愛い少女だ。
バンセル公爵領に代々暮らす家に生まれた、言わばこの地に根差す身で、母も公爵家で働いており、平民ではあるが身元はしっかりしている。
シンシアの母であるレティシアが、サリーの母親と仲が良く信頼していた為に、サリーは幼い頃からシンシア付きとして公爵家にいた。
それが今や、そのシンシアと共に王子であるリードに愛されるようになるとは、彼がこの屋敷に来るまでは想像もしていなかった。
そして、こうしてリードの愛撫を受け続けている。
首筋にキスされ、胸を優しく捏ねられ、女穴や陰核をくすぐられ、夢心地で軽くイっていた。
「そろそろいいかな。入れるよ」
「はぁい…」
サリーが十分にできあがったと見て、彼女を机の上に座らせ、足を開かせる。
そのままリードは正面から、濡れそぼった彼女の女穴に自身の剛根をゆっくりと押し込む。