亡国の王子 52
黒光りする剛根が、女穴にゆっくりと分け入った。サラの女穴は、あるべきものが収まったかのように歓迎し、剛根がきゅいきゅいとしっかり締め付けられる。
サラが貫かれる快感に声を上げる。そこにリードが慈しむ声をかけた。
「あはぁ……殿下ぁ……」
「動くよ、サラ」
ずちゅっ、ずちゅっ、と水音を立てながら、背後から抜いては挿し、抜いては挿すようにサラの中を前後する。
はだけてもいない騎士服姿のままの女の子を、背後から犯すことに、リードは、何かいけないことをしているみたいな妙な快感を覚える。
そしてサラも、いけないことをされているような自分に妙な快感を覚えつつ、忠誠を捧げる主に愛され抱かれる幸せと快感を感じていた。
「ああん……」
珍しくサラに先を越されたシンシアが、立派すぎるおっぱいを両手で揉みつつ、二人の睦みあいを見ながら残念そうにしている。
「もう、シンシア様ったら」
「わっ、サリー?」
サリーも心得たものか、それともレズっ気が出たのかシンシアの背後に回り、自分でもシンシアのおっぱいを優しいタッチで揉み始めた。
状況に気付いて、リードが感謝の意を込めてちらっとサリーに黙礼する。
四人とも、結構性欲強いよな…と、口に出さないがリードも思っていた。
その体質ゆえに絶倫すぎる彼にとっては、非常にありがたいことであったし、シンシア達にとっても、自覚がなかったが状況に適応する一助となっていたのは間違いない。
そのリードも、サラを背後から突き続ける。
「あっ、あっ、リード様っ!」
「いいよ、サラ、好きだよ!」
ドクン!すでに激しく動いているリードの心臓が、大きく脈動する。
(犯せ!)
強烈な鼓動に、リードは中で蠢くその一言のように感じた。
(うっ、まただ。またあの発作が出た、落ち着け、でも……)
「もっともっと!サラ!」
「ああ、あ、幸せですっ!リード様ぁ!」
それでも、今は目の前の愛しい女騎士に愛欲をぶつける。
一度出ると、無理に抑えるのは難しいこの謎の発作。
その勢いに乗って、リードはさらに激しく腰を振り、先端で子宮口を突く。
剛根には快感がガンガン積み重なり、今にも限界を迎えそうだ。
「サラ、サラぁ!」
「は、あ、ああ、あ、イ、イっちゃいますっ!!」
「僕もだっ!!イくよっ!」
サラが絶頂して思いっきり締め付けると、リードも剛根の先から、愛情と欲望に満ちた子種をたっぷりと送り込んだ。
絶頂したサラは、力が抜けてデスクに体を預けてながら、リードの射精を受け止めていた。 サラの中で剛根を脈動させ、長い射精を続けるリードを、シンシアはサリーに女穴をいじられながら眺めていた。
「ああ……リード様……」
「私も、あんなにされたい……」
やがて射精を終えたリードは、おかげで衝動が少し落ち着いた。
サラをいたわるように抱え上げ、近くのソファに横たえた。
「素敵だよ、サラ」
「幸せですぅ……」
余韻に浸っていたサラは少し身を起こし、彼のますます盛る勃起剛根に優しくしゃぶりつく。
ちゅぱちゅぱと、精液と愛液をしっかりと舐めて落とす。
「さあ、シンシア様……」
「おいで、シンシア」
「はい、リード様っ」
リードは嬉しそうな声を上げるシンシアの手を取り、優しく引き寄せる。そのまま執務椅子に座り、爆乳をはだけたシンシアを、自分の上に招き寄せる。
「私も、リード様に気持ちよくなっていただきたいです」
「僕も、シンシアが欲しくてたまらない」
シンシアが、対面座位でショーツの割れ目の中の女穴に、リードの剛根を受け入れる。
しっかりとした締め付けで、シンシアの女穴が彼を包み込む。
抱き合っているので、大きなおっぱいがリードの胸に押し付けられ、ひしゃげている。
(もっと犯せ!犯したい!)
またリードの頭の中であの衝動が動き出す。
女の人に絞り出してもらったり、抱いたりしていると満足するのか消えるのだが、これが出るとリードのHも激しくなる。
「あっ、あっ、あっ!」
「シンシアっ!」
女穴に入ってすぐ、ややがっつくように激しく突き上げる。
目の前のシンシアの顔に自分の顔を近づけると、激しい動きにもかかわらずシンシアもキスを求めて唇を合わせてきた。