亡国の王子 50
サラの口内奉仕に剛根を委ね、体の力を抜く。
ポニーテールを揺らせて、サラの頭が柔らかく動く。
丁寧で、普段の凛とした姿とはまた違った優しく女性らしいその姿は、リードの愛情と愛欲の両方を掻き立てて。
リードは、愛し気にサラの頭を撫でていた。
そんなふたりを前にして、シンシアは妬けてしまう。
「まあ……」
「シンシア、君もおいで」
「もちろんです」
その様子に気付いたリードの声に、シンシアは自らの豊かな胸元を楚々とした、しかし素早い動きで開いていく。
亡き母レティシア譲りの見事なおっぱいを包む、両乳の下でリボンのように結んだ前結び式のブラジャー。
その紐にリードが手を伸ばす。
「あん」
「素敵だよ」
リードは手慣れた様子で、結び目をしゅるりと解いた。
豊穣を体現したような、見事なふくらみがたゆんと揺れながら姿を見せる。
白くきめ細かい肌に包まれ、それでいてしっかりと中身の詰まったたわわなおっぱいだ。
魅惑のふくらみに目を奪われたリードは、股間からの新たな刺激に意識を引き戻される。
サラが舌を主の剛根に絡め、まるで包み込むように、甘噛みを交えつつ彼濃厚ミルクを搾り出そうとする。
主従の別は弁えているサラも、こういう時には少しなりと対抗心を見せてくる。
少しでも私の方を向いて欲しい、そんな望みがにじみ出ている。
当然、リードも彼女達の気持ちには気づいていて、シンシアのおっぱいを吸いつつ、片手ではサラの頭を優しく撫でたり、彼女の胸元にも手を入れて美乳を優しく揉む。
サラは胸を揉まれながら、主の剛根へと優しく奉仕し続ける。
口の中にある、自らの主の事が愛しくて、お腹の奥がきゅんと疼く。
騎士服のスカートの中で濡れた女穴に、サラ自身の指がいつしか伸びていた。
主へと奉仕しながら自分の女穴を慰める事に、少し罪悪感を覚えながら。
「サラ、そろそろ……」
リードの呼吸が荒くなっている。
サラが視線を上げて彼と目線を合わせた。サラが頷くと、口の中で剛根が大きくなり、どくっ、どくっと脈動しながら、濃厚な子種を盛大に迸らせた。
愛しい主の迸りを、サラは喜びとともに飲み込んでいた。
「はあ、はあ……」
迸りを終えた彼の剛根に、サラはゆっくりと舌で舐り、綺麗にしていく。
気持ちよかった……リードは心底そう思っていた。
全然萎えない彼の剛根が綺麗にされ、サラが口を離した。
無尽蔵の精力とその精液故に、女魔王ジュリアに囚われていた時には彼女や他の女魔族達に、好き放題絞られた。
好き勝手に絞られ、それでも気持ちよくなってしまう自分に嫌悪を覚え、いっそ過労で死んでしまえたらいいのにとさえ思ったあの日々。
だが今は、この無尽蔵ともいえるで精力で目の前の素敵な娘達と愛し合える。
そう思うと、シンシアやサラ達が愛しくてたまらない。
思わず目の前のシンシアとサラを纏めて抱きしめていた。
「好きだよ、みんな」
「リード様……」
「殿下…」
さらに、背後からはサリーも抱きついてきた。
「私も忘れないでくださいね」
「もちろんだよ」
四人とも幸せな笑みを浮かべ、しばし抱き合う。
しばらく三人の暖かさを味わったリードは、ゆっくりと彼女達を離した。
「では次は、私がお大事を」
「お願いするよ」
今度はシンシアがリードの股間に跪いて、豊満で白絹のような胸で優しく挟み込む。