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悪魔の花嫁
官能リレー小説 - ファンタジー系

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悪魔の花嫁 4

男の手が服の下に手を伸ばす。
「ここは〜とある店の個室。VIPなんだよ?だぁかぁらぁ、助けはだぁれも来ない。」
おなかの上を滑る指にミイネは震える。
「あんまりにも大声をあげたらぁ〜君の事が気になっちゃったほかの客がここに来るかもねえ〜。その時は二人、君に相手してもらうから、いいかな?」
ミイネは途切れ途切れに嫌がる素振りしか見せられない。
「声を出せなくしてもいいんだけどさ〜やっぱり、女の啼き声って聞きたいじゃん?」
親指がゆっくりとミイネの唇を撫でる。
「悲鳴はあまり好きじゃあないんだ。だから………キミのイイ声聞かせて?んちゅ」
最後にとびっきり甘く呟いて左耳に男は舌を這わせた。

それから男は黙りこみ、ひたすらミイネを嬲り、指を這わせ、体の隅々を味わっていく。より敏感なところは触れない。声をあげれば丁寧に攻める。
んっ…くちゅっ…っ……んんっ…ぷはっ
長い長い相手の挙動に呼吸が荒く、激しくなるのが止められない。
舌が肩から鎖骨、首筋を上って顎の淵をなぞり唇の端に吸い付く。
大きく、細い指は乳房を這い、ミイネの胸の形を変え、先には触れずゆっくりとわき腹から背中、腰、そして足の付け根に入り込む。
ミイネは服を着ているが、男はいつの間にかズボンのベルトを外している。
 くぅ…んなっっ…イ、ヤっっ
今まで夢の中で味わってきた刺激よりもより激しく生々しい感触に体が震え始める。

しかしミイネはそんな強烈な刺激と暗闇の中で必死の手を伸ばし抵抗する。
「ちっ、まだ堕ちねえのかよ。」
何度目かの抵抗に男は思いっきり舌打ちをした。
「あのさあ、こっちが優しくしてやってるの分かってるのかなあ?」
「つっ…」
いきなり肩を掴まれ、肌にツメが食い込む。
「オニイサンさあ、キミと仲良くなりたくてさ、とびっきり優しくしてんの。ワカル?」
男の右手がミイネの首をとらえる。力はこめられていないが、首を絞めるような体勢である。

息も言葉もミイネの口からこぼれることはない。
「でもね、抵抗はオニイサンの趣味じゃあないんだよねえ〜そんな事されちゃったらさ、ムカついて何するか分かんないよ?こんなふうに、さぁ!」
さっきまでとは人が変わったようなさっきを含んだ言葉と共にミイネの股間がひざで蹴り上げられた。
「ん、くっ!」
頭が部屋の壁にぶつかるがそんなことまで頭が回らない。
「オニイサン知ってるよ?お嬢さん、もう濡れちゃってるよねぇ?」

低い声音にかすかな笑いを含ませながら服が脱がされていく。
「だからさ、オニイサンちょっと思ったんだよ。キミを手伝ってあげようかなってさ。」
下を脱がせた手が上の服にかかる。
すぅ…はぁ…
息が鼓膜を震わせる。
「キミがコワレルノヲさ。」
んかぅ
男はミイネの首筋に歯を立てた。
「痛っっ、んあっあっ!!」

か、体がオカシイ…よ。夢みたいな、っカンジがっ!あつ、い。たすけ、テ。

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