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ヲタクエスト
官能リレー小説 - ファンタジー系

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ヲタクエスト 9

「……も…もう終わったのかなぁ…?」
ブタオは辺りをキョロキョロと見回し、次に自身のせり出した腹を見た。
「キ…キーモさぁ〜ん?」
だが、もうキーモの声は聞こえなかった。
「ゆ…夢だったのかなぁ…?」
ブタオはクリスの元へと戻る事にした。

「た…たた…ただいま戻りましたぁ…」
「……」
クリスは無言だった。彼女は集めて来た薪で焚き火をしていた。
(やばい!怒ってるぅ〜!)
空気が険悪だと思ったブタオは、何か気の利いた事を言おうと考えた。
「あ…ああ…あ…あの…あのあの…あのですねぇ…ぼぼ…ぼ…僕は…そそ…そのその…」
だが、元々ユーモアのセンスなど皆無…さらに焦れば焦る程どもるばかりで何一つ言葉が出て来ないのであった。
「はふぅ…(俺ってホント駄目…)」
己の不甲斐なさに溜め息を吐くブタオ。するとクリスが口を開いた。
「…何をボサッと突っ立っている。早く座れ…」
「は…はいぃ!」
ブタオは焚き火を挟んでクリスの反対側に腰掛けた。
「…食べろ」
そう言ってクリスが差し出したのは干し肉だった。
「あ!い…いただきますぅ!」
ブタオは干し肉(ちょうど大き目のビーフジャーキーのような物)を受け取るとすぐさまかぶりつき、一心不乱にむしゃぶりついた。ずっと何も食べていなくて空腹だったのだ。
「む…むぐむぐ!むっしゃむっしゃ!んまんま!くっちゃくっちゃ!もぐもぐ!」
「ずいぶん飢えていたのだなぁ…まだあるが食うか?」
クリスはブタオの必死の食いっぷりに半ば呆れたような表情で訊いた。
「は…はいぃ!!いただきますうぅ!!」
結局ブタオはクリスの持っていた干し肉を全て食べ尽くしてしまった。

「ゲェップ…ご…ごめんなさい…あ…あなたの分まで全部食べちゃって…」
「なぁに、気にするな。携帯用保存食の干し肉をあんなに美味そうに食うのを見せられてはな…フフフ」
クリスから笑みがこぼれた。
(おぉ〜!!やっと笑ってくれたぁ〜!!)
ブタオは心の中でガッツポーズを決めた。
「さぁ、食ったら寝ろ。ただし、火を絶やさないよう交代で火の番をせねばならんがな…」
「あ…あの、ク…クク…クリスさんが先に…寝てください…」
「私が先に?良いのか?」
「は…はい、干し肉のお礼で…」
「では、お言葉に甘えさせてもらおう」
そう言って、クリスは眠りにつく。
そして、変化はその晩に起こったのだ。
 
「ぶひっ!? どどどどど、どうしよう? チ○コが静まらないよう」
突然、ブタオのペ○スが勃起を起こしたのだ。
一瞬、クリスを襲おうかとも思いかけるが、勝てるとも思えない。
そこで、自分で抜くことにした。
「異世界で美少女横にやることじゃないよなぁ……あ、出る!」
ぶつぶつ言いながらも、オナ○ーし、射精する。
当然、オカズは今日出会った美女に美少女だ。
その時、強烈な絶頂感が体を包む。
「こ、これは……?」
それはしばらく意識を失ってしまうほどの快感だった。出した精液の量も普通では考えられない程だ。
目を覚まして、ブタオは呟く。

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