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メイド・ナイト・レジェンド
官能リレー小説 - ファンタジー系

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メイド・ナイト・レジェンド 14

これも彼がヴィクトリアを気に入っている理由の一つだ。
それに、普段は凛としている彼女がこういう時は一人の女になって乱れ、尽くしてくれる。そのギャップが可愛くて仕方ないのだ。

「殿下ぁ、殿下ぁ!」
「もっとヴィクトリアが欲しいっ!僕のヴィクトリアっ!」
「そんな、あっ、もったいない、あ、あっ!」

突き上げながら、さらに激しく求めあう。

もう、辛抱たまらない。アナンも必死に突きあげ、ヴィクトリアは快感に悦び、名器で締め付けてくるし、彼を離すまいと抱き着いている。

「ヴィクトリア、出すよっ!君の中にっ!!!」
「あ、ああ、下さいっ!殿下の愛の証を!!私にっ!」

そのまま、震えるようにヴィクトリアは絶頂を迎え、それに惹かれたアナンも、彼女の中で思いっきり果てた。
脈打つ男根が快感を彼に与え、脱力したヴィクトリアを抱きとめるその腕が、中で脈打つ男根と一緒に彼女を絶頂感の中で幸福へと導く。


「ああ、ヴィクトリア……僕の愛しいヴィクトリア……」
「殿下ぁ…嬉しゅうございます」

お互いの肌のぬくもり、命の証である心の臓の鼓動。お互いに感じあい、命あることを、大切な存在を実感する。
今は逃避行の辛さを忘れ、二人は互いを愛しみ合い、抱き合っていた。

「ヴィクトリア、愛してるよ」
「私も、殿下を愛しております。我が愛と忠誠は、貴方のものです」

その後も、互いに愛撫し合い愛を確かめ合って、互いの身を綺麗に整えて、主従は同衾して久しぶりに安らいだ気持ちでゆっくりと眠ったのだった。

「ん…殿下、おはようございます。いかがなさいましたか?」
「ついさっき目覚めたが、ヴィクトリアの寝顔が可愛かったのでね。済まないが眺めさせてもらったよ」
「もう、殿下ったら……もったいないことにございます」

幸せそうなアナンの顔を見て、少し恥ずかし気に、でも嬉しそうに答える。

さらに、ヴィクトリアはアナンの朝立ちにも気づいたが、ご奉仕してあげたい気持ちをぐっと抑え、朝の用意を始める。
普段の凛とした表情に戻ると、アナンに告げる。

「しかし我らは早く南方諸侯の元へ行かねばなりません。慌しく手申し訳ありませんが、ご支度を」
「当然のことだよ。そうかしこまらなくていい。準備しよう」

仕事モードに戻ったヴィクトリアを前に、アナンもまた王子モードに戻った。
二人が急いで身支度を整え、外へ出ると、出発に備え、一部のメイドが朝食を作っているところだった。

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