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気弱な少年とセクシーな仲間達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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気弱な少年とセクシーな仲間達 76

「何?協力?」
ソフィーが驚き考える。
「ふむ…確かに少しでも兵が欲しかった所じゃし……よかろう。ならばついてこい。いまから軍議じゃ!」
そう言ってソフィーは大和達を連れ学校に向かって歩き始めた。



「皆、揃ったようじゃな。」
魔法学校の中の広々とした一室にルカジマの幹部達が集まり細長いテーブルを挟んで着席している。総勢20人。自警団の団長から魔法学校の教頭まで幅広く集まった会議。
その会議に大和達も特別に出席していた(もちろん末席である)。
ソフィーがテーブルに地図を出し説明する。
「見ての通り、魔王軍はルカジマの南を進軍中であり、明日にも到着する。
率いているのは
デュランの配下武将であるギルダー。その数およそ5千!」会議場がどよめく。「一方我らは2千数百。まともにぶつかったら勝ち目はない。勝つためにはこのルカジマの町を利用し奇襲するしかない。」
出席者の1人が手を挙げ、立ち上がった。
「この伝統ある町を戦場にするのか?」「仕方あるまい…。この町は複雑に出来ており奇襲にはもってこい。それにギルダーは猪突猛進。誘えば必ず罠にかかる。」
ソフィーが丁寧に答える。
その後も様々な意見が飛び出した。
ティナを差し出せばいいのでは?
果たしてそれで勝てるのか?
など様々な意見が出たがソフィーは一つ一つ冷静に答えていった。
そして時間が経つにつれ会議はソフィーの作戦にかける方向に傾いていった。

「ではこれより大まかな作戦を話す」
ソフィーが地図を見ながら説明した。
「まず大通りの両横の建物の屋上に弓兵と魔道士を配置しておく、私が合図したら一斉に攻撃を仕掛けるのじゃ……
それから大和!」
急に名前を呼ばれビクッとする大和。
「お前は仲間を連れて、町の入り口に待機しておれ。そしてギルダーに一騎打ちを仕掛けるのじゃ」思わぬ大役に緊張する大和。しかし…
「いいか大和。ギルダーはデュランの配下の中でもかなりの勇猛じゃ。まず勝てん。そこでじゃ…おぬしはわざと負けるんじゃ。そしてギルダーを学校の方へ誘き出すのじゃ。後は私らに任せておけ」「……そんな簡単に来ますかね?」
「来る!必ず来る!奴は自分の力に絶対の自信を持っている。おまけに軍の先頭にいつもいる男じゃ。猪突猛進だしのう。」
ソフィーが怪しい笑みを浮かべる。
「とにかくお前はギルダーをつれてくることが任務じゃ。
分かったな?」
頷く大和。
「では次の作戦じゃが…」


その後ソフィーは一人一人指示を出し作戦を伝えた。
「他に何かあるか?」
伝え終えて軍議を解散させようとした時、1人が手を挙げた。
「実は先程入ったばかりですが、ここから100q離れた城から謎の部隊が出陣したようです。50騎ほど」
「1000q離れた所から出陣しても明日到着は無理じゃろう。しかも50騎。無視していいじゃろう。
他にないか?ないなら解散!」

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