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トレジャーハンター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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トレジャーハンター 9

Cランク用の新しいビキニアーマー(本当に水着のビキニのようなやつ)に身を包んだ俺は、まだ気持ちの整理のつかないままにフロアでパートナーを探すでもなく佇んでいた。

一応、女である雅さんに聞いてみた。

強姦された上に子供まで出来た雅さんだが、返ってきた答えは予想外だった。

「セックスも子作りもいいものよ」

そう屈託無く言われて俺は言葉も無かった。

雅さんはあれから毎日のようにザビーネの部下達とセックスしていたらしく、レオニオルのような獣人タイプが好みらしい。

「あいつ(レオニオル)を憎んでいるけど、やっぱり女なのね・・・あいつに犯されるのを喜んでいた自分もいたわ」

何か少し悲しげな笑みで雅さんはそう言った。

「折角女になったんだし、セックスすれば人生観変わるよ・・・一度やってみたらどう?」

そう言われて送り出されたけど、まだ俺は踏ん切りがつかない。

そうやってうだうだしていると、俺の目にベンチに所在無げに座っている中学生ぐらいの小さな少年の姿が飛び込んできた。

パッと見た時には「女の子?」と思ったが、ビキニアーマーを着ていないから多分男の子なのだろう。

正直言って、男装した少女にしかみえない。

俺はその少年が気になった。

さて、どうしたモノか・・・

「ペアを組まなければならない決まり」はあるには有るが絶対では無い。

別に一人一人で行っても特にお咎めとかはない。

この決まりは男性の方が死亡率が高いのでその救済措置なのだ。

男性がセックスをすると魔力の質と量がホンの少し上がる、しかし、男性の魔法の素質はあまり高くと言えず、ほとんど焼け石に水みたいなものだ。

だから、セックスせずにダンジョンにそのもも挑戦するペアも普通にいる。

とりあえず味方はいた方が良いかもしれないし、誘ってみるか。

「え〜っと?こんにちは。」

「!」

少し上の空だったためか体をビクッとしてこっちをむいた。

「えっ?はいっ!こ、こんにちは!」

「いや、そんなに驚かなくても。えーと、これからダンジョンに行くんだけど、ペア組まない?」

「えっ、ペアですか?」

そう言って少し困った顔になった。

「ペアって事は、その、すっ、するんですか?」

「いや、俺は別にしたくないけど・・・。もしかして、やらなきゃ組まない?」

「そ、そ、そ、そう言う訳じゃ・・・。それじゃ、その、お願いします。」

「おう。そうだ俺の名前は堂島 風華よろしく。」

「ぼくは、天谷 光 (アマヤ ヒカル)です。よろしくお願いします。」

こうして俺は、光とペアを組んだ。



数分後・・・

Cランクダンジョン  無用な地下水路 B1F

ここはかつて東京の下水路がダンジョン化したもので少し匂う。

そして、水路なだけに水棲モンスターが主に活動している。

「それじゃ、堂島さん、頑張りましょう。」

「そうだな、ってか別に風華でいいよ。俺も光って呼ぶし。」

「そうですか?それじゃあ、風華さん。頑張りましょう。」

「おうっ!」

気合を入れてダンジョンを進むと・・・

「キシャーー」

ゴブリンが五匹あらわれた。

ゴブリン、ぶっちゃけ雑魚、大体集団で襲ってくる。

「風華さん!構えてください。」

「わかった!」

そう言って互いに武器を構える。

ちなみに光の武器は二丁の魔銃だ。

これは、魔力を弾にして打ち出す物、魔法があまり使えない人でも簡単に使えるようになっている。
俺が構えるのは、いつもの刀。

ビキニアーマーもCランク指定のものに変えている。

前のホットパンツとタンクトップから、Cランクはブルマとヘソ出しタンクトップ。

露出が増え陸上のアスリートっぽい格好になっている。

Bランクになると水着で言う所のビキニになる感じで、どんどん露出が増えていくが、女は殆ど危害を加えられないので防御とかの事は余り考えなくていいようだ。

だからかゴブリンは光の方に向かって突進している。

男を倒して女を犯す本能で動いているのが丸分かりだ。

故に対処しやすい。

光が魔銃を構え撃つ。

二丁撃ちで同時に二体。

的確なヒットが光の凄腕を物語っていた。

俺も感心してる場合じゃない。

当たったとは言え、これぐらいで死ぬタマではない。

勢いの鈍ったゴブリンを刀で薙ぐ。

空気ごと切り裂く鈍い音と共に真っ二つ。

続けざまにもう一体。

光の方は次の目標を捉えていた。

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