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トレジャーハンター
官能リレー小説 - ファンタジー系

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トレジャーハンター 7

入って目の前に受付があったので早速話してみる。

今更だけどハンターになるのに、何か試験とかあるのか?

「すいません。トレジャーハンターになりたいんですけど・・・」

「はい。ハンター希望者ですね。あちらの廊下を進んだ先で説明を受けて、登録してください。」

「あっ、どうも。」

とりあえず言われた通りに廊下を進んでいく。

途中でもう一つ受付があって、そこで資料を渡され、机と椅子が有るだけの個室に案内された。

しばらく、すると一人の女性が入って来た。

「初めまして。ハンターについての説明と登録の担当をさせていただく、鈴木と申します。よろしくお願いします。」

「お願いします。」

なんだか思ったより事務的だな。

「早速ですがダンジョンとハンターについての説明をさせて頂きます。

まずダンジョンですが、これは15年前の事件で生まれた、亜空間の一種で中に入ると広大な空間が広まっていて迷路のように複雑に入り組んでいます。

また、ダンジョンは空間が安定していない為、常に変異しているため一度出て戻ってもその地形が変わっています。」

いわゆる『不思議のダンジョン』か。


「またその影響で様々なアイテム、武器、宝物等、色々な物が生み出されています。しかし、それと同時に凶暴なモンスターや危険な罠も存在します。

ハンターはこれを突破してアイテムを集めていく人たちのことを言います。

ダンジョンは奥に行くほど危険ですが、その分高価なアイテムを入手できます。

また、ダンジョンによって危険度が違い、フロアの数も違います。

あっ、フロアと言うのは階数みたいなものです。」

成る程、いわゆるハイリスクハイリターンってことか。

「ハンターには『ランク』と言うものがあり下から、E、D、C、B、A、S、SSっと分けられていて、ダンジョンにも同じようにランク付けされていて、自分のランクより上のランクのダンジョンには入れないようになっています。

Cのランクの方はBのダンジョンに入れず、Aのランクの方はBのダンジョンに入れるといったところです。

これは一種の安全対策と思ってください。」


「それと最後に女性である貴方に重要な事を話しておきます。

ダンジョンのモンスターなのですが男性相手だと捕食の対象ですが、女性は繁殖の対象にされてしまいます。」

・・・えっ?

「モンスターは倒した女性に種付けを行い子孫を残そうとします。しかも受精率はとても高く、安全日でも孕まされたという報告があります。くれぐれもご注意ください。

ただ、その反面生存率はとても高いです。モンスターもあまり殺すような事も致しません。」
これがザビーナの言っていた『殺されない』って事なのか・・・
そう気づいて固まる俺に受付の鈴木さんが言う。
「女性が殺される唯一のケースは、衣服の露出度が低い事です・・・種によっては女性と認証出来ず殺されるケースがある為、女性は管理局指定のビキニアーマーやそれに準ずる装備、または全裸を義務としております」
元は男の俺からすれば、ビキニ鎧の女戦士ばかりのトレジャーハンターはちょっと嬉しいかもしれないと思ってしまった・・・
「最も危険度が少ないのが妊娠時で、襲われる事はほぼありません・・・仮に襲われても搾乳と危険度の低いセックスなので、妊娠時は全裸を推奨しています」
そう言った受付の鈴木さんは、ザビーナが用意してくれた書類に目を通しながらこう言った。
「登録宜しいでしょうか?、風華さん」
風華・・・
それがザビーナから貰った女としての俺の名前だ。
そして、その俺の答えも決まっている。
「登録お願いします!!」
そして俺は出された書類に色々書き込み、トレジャーハンターのICカードを受け取って晴れてトレジャーハンターとしての第一歩を踏み出した。
その後、場所を移動しながら鈴木さんの説明を聞く。
ハンターランクEとDは通称『ビギナーランク』と呼ばれている。
ダンジョンや控え室は男女別となっていて、女性用は託児室も完備。
1人から5人程度のパーティー編成で参加でき、収入は小遣い程度ながら、その気軽さからOLや主婦、または学生などが大半を占める。
勿論、本気でトレジャーハンターを目指す者には物足りない利益で、次のC、Bランク『ノービスランク』の通過点でしかない。
ノービスランクとなれば収入は会社員以上となるが、まだトレジャーハンターとしては少なく、それ以上を求めるなら更に上のA、Sランク『メジャーランク』に行く必要がある。
ここからは男女共用ダンジョンで競争は厳しくなるが、このクラスとなると年収は一千万超でトレジャーハンターとして一人前と言える収入となる。
そしてそれ以上がSSランクの『プレミアランク』、SSSランクの『マスターランク』となるが、そこまで上がれる者は僅かであると言う。

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