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淫靡な世界に生きる者達
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫靡な世界に生きる者達 5


――――――

閑話休題。
女執事たちの願いを聞き届けた仮面の男は、風呂を堪能するべく浴場へと向かった。
更衣室ではすでに何人ものメイドたちが主人の来訪を待ちわびており、仮面の男が口にするより早く、無駄のない動きで男の服を脱がせていった。
さてここで気になるのは男の素顔。
その仮面の裏にはどんなカオが隠されているのか―――?

「…ふふ。仮面外すと、清々しい気持ちに襲われて参っちゃうなぁ。ねぇ、執事さん?」

仮面の男の顔は、顔が美しく整った美少年だった。歳も16、7くらいといったところだろうか。
女執事は仮面の男にお願いをした。

「そのようには感じないでくださいませ。心苦しゅうございます。私たちは、あなた様の忠実な性奴隷。…私をレイプしてくださったあの日のように、どうぞ、激しく犯して…」

女執事はそこまで言うと、仮面の男に抱きついた。それは、恋焦がれる恋人のようだった。


女執事は、淫らにもその場で上着を脱ぎ捨てると、生まれたばかりの姿になった。下着は身に付けてはいなかったようだ。
下の穴からは愛液が滴り落ち、いつでも肉棒を迎え入れる準備ができていた。

「やれやれ、君たちは、快楽に従順になっちゃったんだねぇ。」

「そんな…あまり女心を苛めないでくださいまし。快楽から逃げる生き方など、死んでいるにも等しいのです。」
「ふぅん。君達、『鬼ごっこ』の最中は、あんなに葛藤していたのに、ねえ。」

仮面の男は、嘲るように笑う。執事の反応を見て面白がっているようだ。

「っ…あ、あの頃は、貴方様には、大変失礼な真似をいており、さぞ不愉快な思いをさせてしまいました。」

「そんなこと言って。…ホントは、もっと逃げたかったんじゃないの?」


この世界では、女性は玩具同然なのである。異世界からの侵略により、覇者たちが勝手に決めた『鬼ごっこ』という終わりの見えないゲームだ。逃げきった者には、何の陵辱もしない上、一生の自由を与えてやる。と。
歯向かった者たちは覇者たちの圧倒的な力を前にして、真っ先に殺されていった。だから、女性たちは、この不利な『鬼ごっこ』をすることになってしまったのである。

裸に近い格好をさせて、強大な淫力を持つ淫魔界の覇者達を相手に、逃げ続けられるのかという、終わりの見えない地獄。この仮面の男もその覇者のうちの一人である。
覇者に捕まってしまったが最後、永遠にその覇者の奴隷となってしまうのだ。

「いいえ。そのようなことはありません。絶頂に次ぐ絶頂を味わわせて頂きながら、人間を続けようだなんて思いませんわ。」

この女執事も、元は覇者から逃げる女だった。
しかし、仮面の男が仕掛けた、淫粉を撒き散らすキノコの毒に当てられ、快楽に呑まれ、現在に至る。

「まだ一月ではありますが、旦那様の子を産みたいと思います。早く孕んで、妊娠セックスも楽しみたい。…このようなはしたないメスではありますが、これからも、旦那様の精液を恵んでもよろしいでしょうか?」


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