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淫屍術師<投稿自由です>
官能リレー小説 - ファンタジー系

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淫屍術師<投稿自由です> 2

弟は狼煙台の小窓から外に飛び出す。
「オトコォ…」「アハッ…」
しかしそこはすでに大量の屍が集まっていた。
「うわっ…んぷ…」少年の悲鳴は顔面に押し当てられた乳房に遮られる。
弟の体は屍たちに抱えられて宙に浮き、
全身に伸びた腕が服をはぎ取り、体を撫でまわす。
砂糖菓子に集まるアリのように屍たちは弟を包み込んでいった。

狼煙台の扉が開き、新たな屍たちが吐き出される。
弟を囲む屍の輪がさらに大きくなり、淫らな空気が場を満たす。
朦朧とした意識の中で弟は姉の姿を見た。

一糸纏わぬ姿で微笑みながら弟に近づいてくる姉
いつの間にか屍たちの間を抜けて、弟の前に立っていた。
「お姉ちゃん…?」
姉は無事だったのか?弟は一瞬そう考えた。
しかしその考えは無惨にも打ち砕かれた。
「オトコォ…オトコォ…ケヘッ…欲しいのォ…オトコォ…」
バラのような唇から飛び出したのは、肉欲に塗れた淫獣の言葉だった。
姉は、否姉の形をした屍は他の屍を弟の体から引き離していく。
助けるためではない。自らが犯すためだった。
その証拠に弟の動きを止める手は剥がそうとはしない。
そして屍の肉で磔にされた弟に姉の肉体が絡みついていった。

姉の腕が弟をかき抱き、姉の乳房が弟の胸に押しあてられる。
弟の口は姉の舌に塞がれ、弟の男性器には姉の女性器が近づいていく。
やがてムチッっと柔らかな感触が弟のペ○スに触れ、次の瞬間ズブズブと熱く狭い穴に飲み込まれた。

「あああっ…!!」
弟は悲鳴を上げた。頭の中で星が瞬き、全身が引き攣る。
びゅるびゅると凄まじい勢いで姉の秘肉が弟の精を搾り取っていく。
周りの屍たちも弟の両耳を舐めまわし、その手や足に乳房や秘所を擦り付け
姉と弟がつながった部分に舌を這わせて姉弟の興奮を無限に高めていく。
弟は凄まじい快楽の中でぼんやりと感じ取っていた。
自分の命が凄まじい勢いで削り取られている事を。
それもいいかなと思えた。
こんなにも気持がいいなら、大好きな姉と同じになれるなら。

次の瞬間弟は炎と雷に包まれていた。

それはただの炎や雷ではなかった。
炎は官能の炎であり、雷は快楽神経を痺れされる雷だった。
屍達は、そして繋がり合った姉と弟はあり得ないほどの興奮と快楽の中限界を超えた絶頂へと至った、

「うっ…」
弟の意識が戻る
重い目を開けると日の光が飛び込ん来た
未だ朦朧としている弟に声を掛ける者が居た
「よう、無事、目覚ましたか」
声のする方へ振り向くと知らない男が居た
「………あなたは誰ですか?」
その問いに男はオーバーなアクションをつけて答える
「おいおい、命の恩人にそりゃ無いぜ」
「確か僕は…お姉ちゃんに襲われて……そうだ!お姉ちゃんは、お姉ちゃんはどうなったんです!?」
意識が鮮明となり姉の事を思い出す
そして理性を失った姉と性行為をしたことも…

「あー、誠に残念だがお前の姉ちゃんは…」
「そんなぁ…」
受け入れたく無い事実を知らされてショックを受ける弟
男は更に言葉を続ける
「まぁ、そう落ち込むなって、俺の発見が早くて屍には成らずにすんだんだから!
多少、淫乱でエロエロになったくらいでさぁ!」
「……えっ?」
脳の理解が追いつかず聞き返す
「お前の姉ちゃんなら隣の部屋で寝てるぜ、会ってきな」
弟は未だ気だるさの残る体を引きずりながら隣の部屋へ向かった

扉を開けると其処では半端な屍化の影響で、以前より美しく妖艶な姿になった姉が、屍を相手にレズプレイを繰り広げていた。
美しくなった姉の激しい責めに屍は喘ぎ狂い、何度となく絶頂を繰り返す。
そしてついに、一際激しい絶頂を迎えた屍は身体を痙攣させた後、ベッドに倒れ込むと動かなくなった。
「お姉ちゃ……」
弟が声を掛けようとした時、姉と屍に異変が起きる。
屍から湯気の様な物が放出され、それが姉の身体に吸い込まれていった。
そして、湯気を全て出し尽くすと屍は砂像の用に崩れ去った。

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