オッパイストーリー! 8
彼はおそるおそる、尋ねた。
「その封印が解かれてしまう事ってあるのでしょうか?」
「ふーむ」とエイリアスは考え込んでいたが、ふと思い出し、口を開く。
「アースラは淫魔の中の淫魔。それを下して従えられる人間にしか封印は解けないらしい。
もっとも、淫魔の将軍を従えられるような男がいるとも思えんがな。」
エイリアスはそう、淡々と語った。
(俺は彼女を従えられるから封印を壊せたのか)
背筋に冷や汗を垂らすヨシュアだった。
「では!」
「あ、待て、ヘーデル!」
エイリアスの叫び声も無視して彼は飛び出していった。
「全く、説教も聞かずに飛び出すとは・・・・帰ったら思いっきり搾ってやらないとね。」
怒りをこめて、その呟きをもらした。
ヨシュアはアースラのことが気が気でなく、必死に探していた。
(アースラはどこにいるんだ・・・彼女の居そうなところと言えば・・・・・・あそこだ!)
そんな直感で向かった先は、ある意味二人の始まりの場所
そして・・・・・
「やっぱりここに居たか・・・・」
「ウッ・・・・グスッ・・・ッ・・・マ、マスター・・・」
空は月灯りが町と森を弱く照らしていた。
そして、例の石の場所にはその綺麗な顔を涙でいっぱいにした、自分の自分だけのシモベ・・・
・・・・アースラ」
彼の囁きの様な声は、闇に包まれた森の中に解けていった。
「ヒック・・・・ッ・・・な、何で・・・ここ、此処に?・・・ック」
「何でって・・・・お前なぁ・・・」
涙声ながらも言葉を紡ごうとする彼女の様子に少し前の自分に罪悪感を感じたが、今はそんな事をする必要は無い。
ーーー必要なのは・・・・
「ごめんな、俺のためにやってくれたのにそれを怒ってさ。 あと、聞いたぞ? お前・・・一人ぼっちなんだろう? だったら・・・・・」
ーーーー俺のところに一生いろ。
謝罪と彼女の「居場所」をつくる事である。
「本当に・・・本当に、いいんですか!?」
歓喜と不安がないまぜになった表情で、ヨシュアをじっと見つめながらアースラは問い返した。
その瞳は涙で潤んでいる。
「ああ、俺と生涯を共にしてくれ。」
力強く頷いてヨシュアは、言った。
「マスター!!」
アースラが歓喜を爆発させて、ヨシュアに抱き着いた。
「ううっ、マスター、マスター・・・・」
ひしっ と抱き留めるヨシュアを、アースラも熱烈に抱きしめる。
かくしてこの時、アースラはヨシュアの伴侶となったのだった。
「マスター…」
アースラの右手がヨシュアの股間に伸びる。
そして淫らな手付きでペ○スを刺激した。
「お…おいおい…感動の再会を果たした端からこんな事しなくて良いだろう…」
ヨシュアは困り顔で言う。
しかしアースラに手を止める気配は無い。
「アァン…マスター…私の事を愛してるなら“行動”で示してくださいぃ…」
色っぽい声で誘ってくる。
もう完全にエッチモードだ。
(はぁ…淫魔ってのはみんなこうなのか)
そう思いながらヨシュアはアースラを抱き寄せて彼女に唇を重ねた。