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群れなして蠢く美しき屍
官能リレー小説 - ファンタジー系

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群れなして蠢く美しき屍 55


「・・・どうだ?ひさしぶりに男の精液を味わった感想は?
 気持ちよくてたまらなかったろ?」
「うん・・・気持ちいい・・・♪もう、さいっこお・・・♪」
「なら・・・今のご主人様のところより、オレのところに来ないか?
 おまえだってめったに相手してくれない男より、毎日相手してくれる男のほうがいいだろ?」
『!?』

その言葉に白たちだけでなく、椅子に縛られた捕虜の少女までもが驚きに目を見開いた。
まさか捕虜とは言え、敵の目の前で引き抜きにかかるだなんて思ってもいなかったのだ。
ただ美樹たちの場合はちょっと違う。
自分たち以外の女を誘ったことにショックを受けているのだ。
彼女らは誠に対して愛情とも忠誠ともつかない感情をもっている。
もしかして自分たちに何か至らない点があったのか。
自分たちはもう不要になってしまったのか。
そんな恐怖と不安が彼女たちの心をかき乱しているのだ。
さまざまな思いが入り乱れる中、絶頂を迎えたばかりの少女は息を荒げながらゆっくりとその口を開いた。

「は・・・い・・・♪なり・・・ますぅ♪
 こんな・・・気持ちいいこと、いっぱいしてくれるなら、あなたの言うこと、何でも聞いちゃうぅっ・・・♪」
「・・・・・・っ!!」

裏切りの言葉を聞いたその瞬間、椅子に括り付けられた少女は烈火のごとく怒って暴れ始める。
猿轡のせいで何を言っているかわからないが、おそらく誠か少女あたりに思いつく限りの罵倒をぶつけているのだろう。
だが彼女が激怒するのはまだ早かった。
仲間の裏切りは彼女1人だけではとどまらなかったのだ。

「やあん、華純だけなんてずるいぃっ・・・!私もっ、私もあなたについていきますっ!」
「あ〜!四葉こそ抜け駆けしないでよっ!私もっ!私もご主人様の奴隷になるっ!」
「私もっ!毎日Hしてくれるなら、あんな男なんてどーでもいいっ!」

なんとイスに括り付けられていた捕虜以外の面々が、次々と誠への寝返りを希望してきたのだ。
イスの少女はショックのあまり、怒りを通り越して呆然とするしかない。
同時に誠は自分の推測が正しかったことが証明され、興奮と期待にどうにかなってしまいそうだった。

(やっぱり・・・!オレの推測は正しかった・・・!
 コイツらは・・・おかしくなった女たちは男の精液で言うことを聞かせられるんだ・・・!)

ただし定期的に精液を恵んでやらなければその忠誠心は薄れ、色欲のままに動くようになる。
他にも何かあるのかもしれないが、今はこれだけで十分だった。
何しろ弥生や月以外にも使えそうな人材がこのホテルにはわんさか転がっているのだから!
誠は本能と欲求の赴くまま、寝返りを希望する女たち3人に襲いかかった。
もちろん美樹たちを抱くことも忘れない。
ここにいる女たちはすべて誠のモノなのだから。
「あッ!あッ、あッ、あああぁぁああぁ〜ッ!?」
「ひぃンッ!?もっと!もっと突いてくださぁいっ!!」
「い、イイっ!イイのぉッ!コレ、ずっとずっとほしかったのぉっ!!」
「ふ、ふふふっ・・・ふふふ、あはははは!!」

誠の剛直と精液を味わい、歓喜の声を上げる女たち。
明らかに自分より年上の女性から、○学生と見間違えるほどの身長しかない女の子。
3人程度しかいなかったが、誠は今までで1番興奮していた。
誠は世界がおかしくなる前は女性に縁のない、さみしくもそれなりの生活を送っていた。
世界がおかしくなってからは命の危険に震え、怯えた毎日を送っていた。
だが、フタを開けてみればどうだ?
女たちはおかしくなり、あれほど危険に満ち溢れていたはずの世界は誠にとって天国のような世界だったのだ。
笑いが止まらなくなるのも仕方のない話だろう。
新しく増えた女たちを前に、誠は狂ったように笑い続ける。
精液が尽きなくなった自分の身体のこと、肉の繭になった男子生徒のことなど、もうすっかり忘れていた。
もはや彼は目の前の快楽と欲望しか目に入らなくなっていたのだ。

「ま、誠様・・・?ちょ、ちょっと飛ばしすぎなんじゃありませんか・・・?」
「あははっ!何言ってる!?オレならまだまだ大丈夫だぜ!?」
「い、いやでも・・・ほら、ここで体力使ったら、先生たちを助けに行くどころじゃ・・・」

明らかに様子のおかしい誠に、美樹は何とか落ち着いてもらおうと弱々しい抵抗を続ける。
しかしタガの外れた誠がそんな弱々しい態度で止まるはずがなかった。

「ああ!?先生!?そんなん、もう放っとけ!
 女ならもうこれから何人でも、好きなだけ手に入れられるんだ。
 おまえたちのような、オレに忠実な奴隷たちが何人も、な・・・!
 うふふ、うふ、あーっはっはっはっ・・・!」

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