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群れなして蠢く美しき屍
官能リレー小説 - ファンタジー系

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群れなして蠢く美しき屍 38

しかし彼女らがほしいのは精液だけではない。
かつて誠が抱いた時のような、身も心もとろかす快楽もほしいのだ。
それは誠の性器をしゃぶりついているだけでは手に入らない。
やがて白髪の執拗な愛撫によってまず美樹が引っぺがされた。

「あッ・・・!?や、まだ河原くんと・・・おぐっ!?」

手を放してしまったことに後悔する間もなく、白髪がここぞとばかりに美樹を攻めていく。
最初はご褒美目当ての行動だったが今はすっかり乗り気だ。
もしかしたら白髪にはSや両刀の才能があるのかもしれない。
誠は美樹にのしかかる白髪にちょっとだけ視線を向けてそう思った。
だが今相手しているのは白髪と美樹だけではない。
すぐさま意識を2人から宮崎(仮)に切り替えた。

「あ・・・」

弥生の身体から誠の指が離れ、彼女はさみしさのあまり思わず声を漏らす。
この中では1番の最年長(?)である弥生であるが、その本質は結構さみしがり屋や甘えん坊らしい。
年齢に似合わぬかわいい反応に、誠は思わず胸が高鳴るのを感じた。
しかし今は宮崎(仮)をしつける絶好のチャンス。
さりとて弥生をこのままにするのももったいない。
永遠にも思える1秒後、ヤリたい盛りの誠が出した結論は。

グイッ。

「きゃっ!?」
「わぷっ!?」

弥生と宮崎(仮)を抱き寄せ、2人同時にキスをした。
トリプルキスというヤツだ。
3人でキスをするという行為に2人は戸惑っていたが、やはり快楽には抗いがたい。
彼女らはたどたどしくも舌を誠と絡ませ始めた。

「・・・」
「あうッ!?」
「きゃンッ!?」

2人の意識がキスに向いているスキに、誠は両手をそれぞれの秘裂へと伸ばす。
性に飢えていた2人のそこは十分に濡れており、誠の指をふやかさんばかりに湧き出ている。
誠はまず2人をある程度満足させるべく、キスをしたままの状態で人差し指を秘裂に突っ込み、愛液を掻き出すように動かした。
キスしながらの急所攻撃に2人とも大きく反応するが、身体を引いたのはちょっとだけのこと。
弥生たちはもっとやってと言わんばかりに胸を誠に押し付け、さらなる刺激をねだってくる。
しかもちゃんと舌を絡めながら。
彼女たちをまとめて相手にするための、本で知った付け焼き刃の技。
それは目的通り2人を抑えることには成功したものの。
初心者特有のたどたどしさが、誠の中で凶暴な何かを目覚めさせつつあった。
気持ちいいことは気持ちいいのだが、どうにもそれが中途半端なために誠にストレスがたまり始めていたのだ。
(・・・何だ?この、もやもやした気持ちは・・・?)

湧き上がってくる凶暴な感情に誠は戸惑う。
誠だって人間だ。怒ったことも憎んだことも、恨んだこともある。
しかし今自分の心に渦巻く感情はそのどれでもない。
目の前の女たちを心行くまでむさぼりたい。
精液を思うまま吐き出して白く染め上げたいだなんて。
こんなの自分じゃない。落ち着け、落ち着くんだと誠は自分に言い聞かせる。
だが感じてしまう物足りなさはどうしようもない。
誠の心の中でドス黒い感情がどんどん広がり、理性が悲鳴を上げ始める。

(だ・・・め、だっ!もう、ガマンできないっ!」

忍耐の限界を迎えた瞬間、誠は突然宮崎(仮)を突き飛ばした。
そしてそのまま宮崎(仮)にのしかかり、悲鳴を上げるより先にその口に荒ぶる剛直を無理やり突き入れた。

「んぶうッ!?ぐ、が、ぼえあッ!?」

そしてそのまま腰を前後に振ってイマラチオを敢行。
宮崎(仮)は苦しさのあまりうめいていたが、構わず腰を振り続ける。
突然の乱行に弥生はもちろん、レズっていた白髪と黒髪までもが動きを止めて見入っていた。
だがそこにあるのは恐怖ではない。
いや恐怖は確かにあった。だがそれ以上に、宮崎(仮)へ嫉妬と羨望を感じずにはいられなかったのだ。
やがて限界を迎えた誠は宮崎(仮)の口内で射精する。
本能のなせる技か偶然か。誠の剛直は口の奥深く、のどに達するまで差し込まれ。
宮崎(仮)は大量の精液を直接胃の中に注ぎ込まれることになった。
出すものを出して少しだけスッキリした誠は宮崎(仮)から強直を引き抜き、呼吸を整える。
やっと解放され涙目でむせる宮崎(仮)の表情は妙につやっぽく、加虐心を刺激させられるものがあった。

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