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群れなして蠢く美しき屍
官能リレー小説 - ファンタジー系

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群れなして蠢く美しき屍 20


反射的に乳房から手を離そうとする誠。
しかし宮崎(仮)はそれを許さなかった。
逃げようとした彼の手をとっさに捕まえると、再びその手を豊かな双丘の1つへと引き戻した。
再び広がるやわらかな感触に、誠が絶句していると。
宮崎(仮)は聞こえるか聞こえないかの小さな声でつぶやいた。

「おねが・・・い。も・・・っと・・・。それ・・・きもち、いい・・・」
「〜〜〜ッ!?だ、大丈夫なのかっ!?」

思わず確認してしまう誠に、宮崎(仮)は顔を紅く染めてコクリ。
この時、誠は宮崎(仮)のおっぱいを好き放題できる、大義名分を手に入れたのだ。
いや、もしかするとその先まで・・・?
その瞬間、誠は宮崎(仮)がキモ教師(♂)であったこと、不気味な肉塊から出てきたことなど全て忘れた。
忘れざるを得なかった。
牛肉で言えばA5ランクの特上肉のような女の、こんなかわいいところを見せ付けられては。
誠は腹をくくった。この女を自分のものにする。
法律?常識?そんなもん知ったことかっ・・・!!
覚悟を決めた誠の行動は早かった。
両手でずっしりと中身の詰まった双乳を持ち上げ、もちをこねるようにもみあげた。
すると宮崎(仮)の脳内で激しいスパークが起こり・・・。
彼女は無意識のうちに歓喜の悲鳴を上げていた。
介抱と呼ぶには激しすぎるマッサージに、弥生と美樹だけでなく、苦痛を訴えていた白髪と黒髪さえもがその光景に見入っていた。

「うわ・・・スゴッ・・・あんなに・・・?い、痛くないの、かな・・・?」

釘付けになった美樹が、誰に言うでもなくつぶやく。
そんな中、彼女の腕の中にいた黒髪の少女が美樹の手をきゅっと強く握ったのを感じた。
手を握られた美樹が視線を下ろしたその先には。
目を潤ませて『自分にも』と訴える黒髪の姿があった。

―――ドキンッ!

その瞬間、美樹は胸が大きく跳ねるのを感じた。
黒髪の憂い顔にはそれほどの威力があったのだ。
ノーマルである美樹は大いに戸惑った。

(な、何!?何ときめいてんのよ、私!?
 わわ私はノーマルなのよ!?いくら美人だからって女同士でする・・・なんて・・・)

必死に自分を弁護するも、美樹も誠たちの絡みに当てられている。
一度火のついた情欲をガマンするなんて、とてもじゃないができそうにない。
そして自分の目の前には、その情欲を受け止めてくれる美人が1人。
自己弁護していた声はしだいに弱まり、だんだん黒髪と慰めあうのもいいような気がしてくる。

(そ、そうよね。これは人助けなんだし・・・。
 ちょっとくらいなら・・・)

そしてついに美樹は誠と同じように、黒髪の胸をもみ始める。
それは彼女の心の中で、長い時間をかけて積み上げられた壁が崩された瞬間だった。
人間一度一線を越えてしまえば、転がり落ちるのはたやすい。

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