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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 77

ミランダとサラ、パルは久々の月経の出血に驚き戸惑いながらも本来の自分に戻れたことを喜んでいた。
一方美穂は複雑な顔をしていた。
「生理は来たんですが母乳が止まらないんです」
三人の母乳は完全には止まっていないがたまに下着を湿らせる程度になっていたのに美穂は搾れば迸る勢いで出続けていた。
ハイトリヒとエレーナは似た様な症状を探しているとハタと美穂は思い出して慌てて説明した。
シュマとの因縁。自称世捨て人の優男。古城のマーガレット(ページ26〜33辺)
その説明を聞き終わったエレーナは開いていた分厚い本を大きな音を立てて閉じると美穂は飛び上がった。
眉間に皺を寄せて深いため息をつくとハイトリヒに自分ができることは終わりましたのでと断り、広間を出て行き自室に戻っていった。
「ごめんなさい。皆さんを困らせて…」
美穂は涙を堪えながら謝罪の言葉を捜すとハイトリヒは
「いいのですよ。原因を探す材料が見つかったと思えば」
とは言うものの困惑を隠しきれない笑顔にますます美穂は申し訳なくなっていった。
さらに不安そうに美穂は尋ねた。
「エレーナさんも、やめてしまわれるのですか?」
「ん?」
ハイトリヒはその美しい顔に不思議がる色を浮かべた。
「だって、自分ができることは終わりましたのでって……」
ミランダもサラもパルも、どうしたものかと不安げに、また怒りを抱いたていた。
エレーナは彼女達の回復の為に、尽力してくれた。その中で彼女には親愛の情を感じていたし彼女に今放り出されるのは、怖くもあり腹立たしくもある。

「エレーナは優秀な医術者です。今、できることがなくなったと言っても諦めたりはしません。広い視野で方法を見つけてくれます」
そう言うとハイトリヒは仕事があるからと美穂達を居間に残して自室に入った。
書類が整然と並べられた大きな机に大きな椅子。ハイトリヒは椅子に座ると
「我が愛しの神の揺り籠は取り戻せそうかな?」
と声にした。
「いくつかの呪いが絡み合い、ややこしいことになっていますが古城の呪いを大きな呪術で押しつぶせばあるいは」
先に入室していたエレーナが応えるとハイトリヒは満足そうに頷く。
「ところで、材料が不足してきましたので補充をさせてください」
「欲しいだけ持っていくがいいさ」
そう言うとハイトリヒは椅子に座ったまま足を開くとその足の間にエレーナは跪き、ハイトリヒのズボンからペニスを引っ張り出すと両手で愛撫して勃起させた。
勃起したペニスはエレーナの両手では収めきれないほどの大きさになり強い熱を放った。
根元から舐めあげ丹念に清めると亀頭を咥え、口内で舌をうねらせると同時に両手でしごきあげた。
息が続かなくなると口を離し、胸ポケットから小さな袋を取り出し、中から取り出したものをペニスに被せた。
動物のハラワタで作ったエレーナ制のコンドームである。
エレーナはハイトリヒに雇われるのに賃金以外に高い魔力と呪力を備えた体液の提供を条件としていた。
ハイトリヒの髪や血は薬やアミュレットの素材として大変高い効果を出したが精液は特に効果が高かった。
しかし、その高すぎる効果に普通の人間には直接胎内に受けると卵子が潰されるどころか生殖器に大きな影響を与えることがあった。
その為、エレーナはコンドームを作り、それで精液を集めていた。
エレーナは座ったままのハイトリヒに跨りペニスを膣に導いた。
「相変わらず…大きすぎるな」
息を吐いて力を抜き、ゆっくりと腰を沈めていく。
苦痛に近い圧迫に耐え腰を上下に動かしていく。
ハイトリヒの顔を見ると彼の視線は宙を見つめている。エレーナにはわかった。美穂のことを考えていると。
目の前にいる美女がその身を委ねているのに男は全く別の女のことを考えている。
それは恋愛関係ではない間柄でも面白いものでは無く、エレーナを不快にさせた。
腰をくねらせ、体を揺らしハイトリヒを射精に導きコンドーム内に大量の精液を蓄えた。
(いつもより量が多い。はやり彼女の存在か)
そう考えながらエレーナは下半身丸出しのままコンドームを試験管に収めるとハイトリヒに尋ねた。

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