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赤い水晶のペンダント
官能リレー小説 - ファンタジー系

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赤い水晶のペンダント 2

獣が通り過ぎ、ほっと胸をなで下ろした瞬間、獣が向き直り飛びかかってきた
「いゃあ〜!!」
握っていたスポーツバッグを振り回すと獣の横顔に当たり吹っ飛んだ
(!?)
一目散に走り出す美穂
藪が衣服に引っかかり、露出している肌には赤い筋が走る
それでも美穂は止まらなかった
後ろに
ガフッガフ
と獣の鼻息と藪を突き進む音がする
が、次第に離れていく
美穂は足音が聞こえなくなるまで走り、さらにしばらく走り続けた
ようやく止まり息を整える
(足には自信はあったけど、人間必死になるとすごいわ)
今まで走った距離と速さと地面を思い出すと、美穂は人事のように思った
かなりの距離を走った
四つ足の獣を引き離した。
ひたすらに走った
さて、ここはどこだ
気づいたら四方は木や草しか見えない見知らぬ場所
そこを必死に走り回ったのだから、最早元の場所すらわからない
空を見上げても鬱蒼と生い茂る枝に遮られ空すら見えない
明るい事から日中だというのがわかるだけ
少ない望みで携帯電話を見てみるが、予想通りに圏外
一応かけてみるが反応無し
時計は午後七時
「おなか空いた…」
その場にしゃがみ込む
静まり返った周りからは虫の音が響く
(どうしよう)
途方に暮れる美穂の鼻に食べ物の匂いが届いた
微かな風が魚の焼ける匂いを運んできた
美穂は風の来るほうに歩き出した
動くと、枝や草につけられて、乾きかけた傷口が痛んだが、空腹感のほうが勝っていた
斜面を下っていくと川に出た
そこで大きな男が焚き火で串刺しにした魚を焼いていた
男は傍らに大きな斧を置いて動物の毛皮で出来た上着を着た“いかにも山賊か狩人か木こり”の格好をしていた
(ご飯、分けてくれるかな?それ以前に言葉が通用するのかな?)
美穂はオズオズと近づいてみる
「何だ?見かけねえ服着た見かけねガキだな」
(通じる!)
美穂は喜び話しかける
「あ、あの、道に迷って難儀してるんです。すいませんがご飯を分けてくれませんか!?」
「飯かぁ?」
「は、はい!」
「金がねえならガキでも体で払ってもらうぞ」
「え?…っと、何か手伝いしろってことですよね?」
「ぐっははは!面白い言い方するガキだな。確かに手伝いだな!んじゃあ、いっちょ手伝ってもらおうか」
男は立ち上がり、ベルトの変わりに巻きつけてる縄を解きズボンを下ろした
男の股間からポロンとペニスがこぼれ出す。
男は半ば半立ちしたモノを手で掴むと、美穂につきだした。
「ほれ、まずはこいつを可愛いお口で舐めてもらおうか」
美穂は顔を背けながら、拒絶の言葉を吐く。
「いやです、そんなの舐めたら病気しちゃうよ」
しかし、男はそんな美穂の初々しい様子に気をよくしたのか、ペニスを見せつけながら美穂に近づいてくる。
「へへへ、そんなに嫌がるこたあねえぜ、女はみんな喜んで男のち○ぽをなめるんだぜ。だまされたと思って舐めてみなよ、きっと気に入るぜ」
美穂はその場から逃げ出そうとした
「私、いりませんから!」
が、走り続けた疲労と極度の空腹感が彼女に目眩(めまい)を起こさせた
後ず去ろうとした足はもつれ、その場に尻餅をつく
目の前に男のペニスが迫る
「おいおい、遠慮するこたない。初めてか?んじゃ、いっちょおしえてやるか。まずは…」
地面についた手に石が当たる。美穂はそれを掴んで投げつけた
石はドスっと音を立てて男の胸に当たる
「ぐっおぉ!」
予想以上の音と、男の痛がり方
「ぎ、こ・の、人が大人しくしてりゃあ!」
男はなおも後ずさる美穂の髪の毛を掴み上げて捕まえると、ペニスを顔に押し付けた
ペニスの熱と、悪臭、ネト付く物が顔につく
「嫌ぁ!」
男は数回、深く呼吸をして自分を落ち着かせる
「悪いな、カッとしちまって。まあ、お互いに楽しもうや。さあ、舐めてもらおうか」
物言いは元に戻ったが、美穂の髪の毛を掴む手が怒りに小刻みに震えているのがわかる

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