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エルドラ戦記
官能リレー小説 - ファンタジー系

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エルドラ戦記 12

そして、三人は夕食を食べながら軽く世間話をしていると宿のメイドが夕飯を持ってきた。
夕飯はナバリ名物チキンピラフと焼肉とスープと野菜サラダであった。
これをエルドラは大人三人前の量を平らげた。
初対面時の身のこなしや凄まじい食欲にミモザは目を丸くするばかりであった。
しかし、ジェラは「男なら、それ位元気があれば良い」笑って褒めていた。

そして、就寝の際、エルドラは「僕、ジェラさんと一緒に寝たいな〜」と甘ったれた声を出した「しょうがないねえ〜」呆れるジェラだが、内心は嬉しかった。
エルドラの本性を理解してないミモナは別に気にせず寝る事にした。

ーその夜中ー

ミモナは中々寝付けないでいた。
風呂場で見たエルドラの男性器が、目に焼きついて離れなれず、目を閉じても頭に浮かんでくるのだ。
(あんなに固くて、大きくて、熱くなるんだ)
手を触れてもいないのに、ミモナはエルドラの性器から、熱くほてった空気を感じたのだ。

ミモナは処女であるが、男性器を見た事が無いわけではない。
今までミモナが暮らしていた『冒険者の家』には、女性だけでなく、様々な種族の男性も暮らしていた。
そこには子供だけではなく、世話をするため年長の男性もいた。
風呂に入る時も皆一緒で、ミモナも風呂場で子供の小さなおち○ちんから、大人のご立派なモノも見てきている。
その中にはエルドラよりも大きいモノもあったが、勃起しているのを見たのは、これが初めてだった。

(あれって、私を見て興奮したってことだよね。つまりは私に欲情しているってことで……)
そう考えると頭に血が上り、わたわたと頭をふってしまう。

(よく考えてみると、あいつだっておちんちん大きくして怪しいことをしようとしたんだから、痴漢と言われたっておかしくないじゃない。むしろ大声を上げなかったら本当に犯されてたかもしれないじゃない)

ミモナは性に関する経験は無かったが、知識だけは豊富にあった。
それは彼女が生まれ暮らした、冒険者の家のおかげであった。
冒険者の家とは、不慮の事故により子供を妊娠し出産を余儀なくされた女性冒険者を助けるための互助会組織であった。

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