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アルス正伝
官能リレー小説 - ファンタジー系

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アルス正伝 2

意気揚々と街道を進むアルスが後ろに話しかける。アルスの後を大きな荷物を背負いながら、息も絶え絶えに付いて来ているのは一人の娘だった。歳の頃は16〜17といった所か。だが彼女の胸には、その歳にしては少しばかり大き過ぎる膨らみが二つタプタプと揺れている。その下の腹は更に大きな膨らみ…彼女は出産を間近に控えた妊婦だった。
粗末ながらもちゃんと服を着ているアルスに対して、アイシャと呼ばれたこの娘は裸だった。腰には小さな布切れを巻いているが、後は何も無い。靴も無く裸足で地面を歩いている。
妊娠した年頃の娘に重い荷を持たせ、しかも裸で歩かせるとは何という非道かと思うかも知れないが、この世界では別に誰も何も言わない。気にも留めない普通の光景だ。
アイシャは奴隷なのだ。諸国を巡る内に金が溜まり、従者が欲しいと考えたアルスは、荷物持ち兼性欲処理用の奴隷として彼女を買った。ちゃんと金を払っての正当な売買であり、ゆえに彼女をどう扱おうと彼の勝手なのであった。
極端に言えば殺してしまたって法的には何の問題も無い。実際、金持ちの中には面白半分に奴隷を殺して遊ぶ悪趣味な奴もいる。アルスはまだ良い方なのである。アイシャが過酷な扱いにも関わらず、痩せ衰えていない所を見ると、食事もちゃんと与えているようだ。
腹の子の父親はもちろんアルスである。
買ったばかりの頃のアイシャは非情にプライドが高く、高飛車で傲慢だった。元々どこかの国の豪商の娘だったが、実家が没落して借金のカタに売られたとかで…つまりお嬢様であり、自分が奴隷の身に堕ちた事を認めようとしなかった。
顔だけ見れば美少女で育ちも良い。本来なら最高級の性奴隷になるはずだったのだが、そんな扱いづらい性格のために敬遠され、買い手が付かない。仕方なく一般奴隷として売ろうと思っても、炊事洗濯など家事が全く出来ず、まさに『帯に短し祐に長し』状態で奴隷商人も持て余していた。
そこで荷物持ち兼性欲処理用奴隷を探していたアルスに言い値で売ってしまったのであった。
アルスは買ってからアイシャの性質に気付いたが、奴隷商人に返品は受け付けないと言われ、仕方なく彼女を自分の意に添う奴隷に調教する事に決めた。
まず自分が奴隷たる事を自覚させるために裸に剥き、囚人がはめるような丸い分銅付きの足枷を装着させる。単純に逃亡を防ぐという目的もある。
次に傲慢なプライドを粉砕すべく徹底的に犯す。無理矢理に処女を奪い、泣き喚いて許しを請うまで犯して犯して犯しまくる。腹の子は多分この時に宿ったのであろう。
最後の仕上げはアンダーグラウンドで行われている奴隷の虐殺ショー見物である。たいてい貴族や金持ちが催す物で、文字通り残酷な方法で奴隷を殺すのを見せ物にする最悪なショーであり、国によっては禁止されている。

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