PiPi's World 投稿小説

5大聖龍とその女達
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 61
 63
の最後へ

5大聖龍とその女達 63

村1番の貧乳から巨乳へと成長した彼女は、母乳対策としてサラシで胸を締め付け、さらに大きめのゆったりした神官服を身にまとっていた。
しかしウルゥの魔乳はそんなことでは隠し切れず、法衣の下からこんもりとしたふくらみが見て取れた。
しかし今は発情している場合ではない。
下手すれば治療方法のことを聞かれたかもしれないのだ。

「貴様・・・いつからそこに?」
「だいぶ前からさ。もっともオレが出てきたのはついさっきだがね。
 それよりどういうつもりだ?
 子作りの約束も果たさず、オレを置いてくなんてよぉ?
 宿主もずいぶん怒ってたぜ?」
「・・・言ったろう。オレはゾーマを倒しに行くんだ」

ウルゥの治療をすることは当然黙秘。
すると魔物ウルゥは呆れたように口を開いた。

「オマエなぁ・・・。宿主の生命はオレの気分しだいってこと、忘れてねえか?
 オレはオマエが子作りするっていうから宿主を返したんだぜ?
 ・・・ったく、これだから人間ってヤツは・・・」
「・・・で?何でオマエはオレについてくる必要があるんだ?
 ゾーマを倒せば子作りなんてし放題だろ?」

ブツブツ言う魔物ウルゥに、アレスは正論をぶつける。
と言うか、今彼女の格好に突っ込まないと、このまま危険な旅についてこられると思ったのだ。
案の定、何を今さら、と言わんばかりの様子で返事をされた。

「バカ言うな。オレはそんなに気が長くねえんだよ。
 それにオマエについていけば、もっと強いオマエと子作りできるようになる。
 途中で殺されたらそいつと子作りするだけの話だしな。
 どっちにしろついてったほうがメリットが高いのさ」

人の身体を奪っておいて・・・!
アレスはそう言ってつかみかかりそうになるのを何とかこらえた。
隣でラムサが今にも斬りかかりそうだったからだ。
ここでキレたらラムサが何をするかわからない。
しかしそんな緊張した空気も、次の一言で霧散した。

「それにこれはオレだけじゃなく、宿主の意思でもある。
 盾となり剣となり、オマエを助けるってな」
「なっ・・・!?」
「何を驚くことがある?宿主はオマエにホレてるんだ。
 人間じゃこのくらい当然のことなんだろう?
 何、宿主もオレになじみ始めて強くなってることだし、いざとなったらオレが守る」
「い、イヤ待て!そういう問題じゃないっ!」
「・・・フン。オレの言葉が信用できねえってのか?
 なら宿主と話し合ってみるんだな。
 もっともテコでも気が変わることはねえだろうが、な――」

魔物ウルゥは自分が言うだけムダだと悟ったのか、言いたいだけ言って身体の主導権をラムサに返す。
しかし意識の戻ってない彼女の身体は、力なくアレスの腕の中に倒れこんだ。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す