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僕の侍女はどこにいるの?
官能リレー小説 - ファンタジー系

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僕の侍女はどこにいるの? 21

「お目覚めですかリス様。エリー様。」
あの声はマリューカさんだ。
「うん。」
「ええ。」
マリューカさんたちがやってきた。
「昨日はお二人ともすごく激しくいらっしゃいましたね。そろってイってそのまま気絶されてたんですよ。そのまま一晩寝ていらっしゃって・・。」
「それに・・・今も一度なさったようですね。」
シャノンさんの言葉に、マリューカさんがあとを引き取った。
僕はそれを聞いて赤くなっちゃった。
でもそれはエリーも同じらしい。

「も、もう!シャノンさんったら!」
「って・・ことはもう朝?」
僕はあわてて聞いてみた。
「そうですよ。昨夕に二人がイったあと、ずっと二人はつながったままお休みでしたよ。」
マリューカさんが答えてくれた。
「リス様もエリー様も、あまりかわいい寝顔をしてらっしゃったから起こすのがもったいなくて。」
「何はともあれ、朝食にしましょう。」

そして僕たちは朝食を終え、出発した。
コテージをしまい込み、さらに奥へと進む。
好きな女の子と思う存分できる僕って幸せだなぁ・・・
そんなことを考えながら歩いてると、僕たちは十字路に行き当たった。
どっちに進めばいいんだろう・・?
それぞれの奥を見通してみる。すると・・・
「リス様、左の道の奥、誰か倒れています。」
マリューカさんに言われてみてみると、交差点からややはなれたところに、人が一人倒れてる。
急いで僕たちはそこに駆けつけた。すると・・。
「エリー・・・これ、多分・・・」
「これ、リディアよ。」
倒れてるこの人はリディア。僕の同期生で、同じく使い魔の探索に洞窟入りしてたはず。でも・・。
エリーが彼女の胸に耳を当てている。
「息はあるみたい。気絶してるだけじゃないかしら・・・」
気は進まないけれど、同じ学園の者として助けないわけにはいかない。
エリーが軽くリディアの頬をたたく。

「ん・・・・・・・ここは?」
「リディア・・・君こそ・・・どうしたの?」
リディアは左右を見回した。
「・・・・・。忌々しい!ダークマージに転送呪文で飛ばされたのよ!もう!」
「痛いところはない?」
「別にないけど・・・。ディバーズを見なかった?使い魔なんだけど。」
「え?ここにいたのは君だけだよ。あ、そうそう。後ろの二人、雪のように白くて剣を背負ってるのが僕の使い魔の」
「マリューカと申します。リス様にお仕えしております。」
「で、その左のハルバードを背負ってるのが、」
「シャノンと申します。エリー様の使い魔です。」
「ああ、そう・・・・。もう、デリオスもいなくなるし、いるのはリスペクトやエリーだし、まったく!」
そう、リディアも僕をいじめてた一人なんだ。朝一度射精できないで学校に行くと溜まりきった精子のためにいつの間にか勃っちゃう
僕のペ○ス・・・服の下からでも大きく盛り上がるそれを見て、彼女も気持ち悪がって僕を忌避したりいじめたり・・変態呼ばわりされたりしたんだ。せっかく可愛い顔してるしスタイルもいいのに性根がひねくれてるって、学校でもリディアの評判はいまいちだったんだよね。
エリーも、沸きあがる性欲を必死に抑えてたせいで事情を知らない人たちには嫌われてたし・・・リディアのその一人だったんだ。
「早くディバーズを探し出さないと・・・。」
確かに使い魔とも別れ別れというのはいい気分じゃないだろう。
「ねぇリディア、それならそのディバーズって使い魔を一緒に探さない?」
「ええ?あなたたちと・・・?」
リディアが渋い顔になる。
「・・・・・・・。」
横を見るとエリーもあまりいい顔はしてくれてない。
「しかたないわね・・・。一人じゃ危険すぎるし・・・。」
こうしてリディアは僕たちの一行にとりあえず加わったんだ・・。
憮然とした表情だったリディアは、突然叫びだしたんだ。
「あっ!・・・ルチア、ルチアよっ!・・・あの子見なかった!」
「えっ!・・・ルチアと一緒だったの?」
慌てた様子のリディア。ルチアはおっとりとした少女で動作がとにかく遅い。
優しくて大人びた綺麗な顔立ちで、いつも笑ってる印象があるルチアには苛められた事が無い。ルチアは成績はいいんだけど、すごくどんくさくて危なっかしいんだ。
そう言えば、いつもリディアが何かと面倒を見ていた気がする。
自分の事より心配そうなリディアを見ていると、この子も悪い子じゃないなと思ったりもするけど。
「ルチアを探さなきゃ!・・・君の使い魔も。それからルチアは使い魔はいるの?」
「ルチアはフェアリーを使い魔にしていたわ・・・兎に角探さなきゃ!」

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