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セラフィック・ドール
官能リレー小説 - ファンタジー系

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セラフィック・ドール 5


「どうした?」
ランナーはクラウディアの異変に気付く。
いつにもまして感じやすいのである。

「は、はい。あの…ご主人様っ、お願いがありのですが、お食事の量、1日三回にして貰えないでしょうか?その…ご飯を食べさせて貰うのは嬉しいのですが、1日一回だけだと、私お腹空いて…」
そうなのである。クラウディアは、今のマスターであるランナーに仕えるようになってから、子宮に注いで貰う回数は1日一回だけ。
当然、一般的にはセラフィック・ドールの存在すら知られていないのだか、基本的に1日三回、沢山の精液を注いで貰わなければ栄養失調となってしまうのだ。

主人におねだりするなど、本来セラフィック・ドールにあるまじき行為である。
彼女らは美女・美少女の形こそしているが、その本質は兵器。道具である。
セラフィック・ドールの主人は彼女たちを使いこそすれ、使われてはならない。
それは過去の歴史以前から伝えられる不文律。
とは言え。必要最低限の精液も与えていないのは、セラフィック・ドールの主人としての格にかかわる。
さてどうしたものか。
ランナーが口に手を当て、考えていると。

「お姉さまっ!抜け駆けなんてひどいですっ!!
 毎日おなかいっぱいごはん(精液)を食べたいのは、お姉さまだけじゃないんですよっ!?」
「ひゃあんっ!?せ、セレスティナ!?」

クラウディアの背後から、突然現れたもう1人のセラフィック・ドールが、不満をあらわにクラウディアの乳房を持ち上げた。
彼女の名前はセレスティナ。
発言からわかる通り、クラウディアの妹分にあたるセラフィック・ドールである。
もちろん兵器である彼女たちに血のつながりなどない。
次世代機という意味では、みんな姉妹なのかもしれないが。

「でもマスターぁ?お姉さまの言う通り、どうして私たちに必要分のごはんをお恵みくださらないのですか?
 マスターなら私たち全員毎日相手にされても問題ないと思うのですが・・・」

姉の豊満な乳房をもみしだきながら、セレスティナが疑問を口にする。
別に口答えするつもりはない。
自分の主人の精力を考えれば、できないはずがないとわかっているからこその純粋な疑問だった。
だがランナーはその質問に答えてやる義理も義務も存在していなかった。

「・・・やかましい。男なしには生きられない兵器オナホ風情が、よけいな口をきくな。
 1日1回の大事なメシを食う機会を取り上げられたいか?」
「「・・・っ!?も、申し訳ございませんっ!よけいなことをお聞きしましたっ!」」
「毎日しっかりと抱いてほしければ、成果を出せ。
 オレの望む通りの戦果を出し続ければ、褒美としてもう1食分くらい考えてやってもいいぞ?」
「「・・・っ!!は、ははぁッ!お、仰せのままにっ!」」

思わぬチャンスに恵まれ、姉妹は驚きながらも感謝の言葉を口にする。
ダメ元前提のお願いだったので、聞いてもらえないだろうと思っていたのだ。
せっかく巡ってきたこのチャンス、絶対に逃すまいと2人の兵器はやる気をみなぎらせて主事oの次の言葉を待った。


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