PiPi's World 投稿小説

光闇戦争
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 0
 2
の最後へ

光闇戦争 2

いきなり血とは…、痛いのは嫌だが仕方がない。
消毒された注射器が用意されていたのでそれを使ってちょっと血を取った。物好きなものは自ら剣で手を突いてその血を垂らしたりしている。
そんな光景に変な物を感じつつ、注射器内の血を垂らす。
水晶は青と緑のまだら模様に変化した。
一方、隣の戦士らしき男のはシンプルにただ赤くなっている。
なんだか、自分の色は濁っているように感じられて嫌な気持ちになった。色で分担を決めるとあるが、これでは判断に困る。
そんな時、隣の戦士風の男が話かけてきた。
「この色は…まさかな…?」
俺の色に興味を持ってくれるのは良いが、そんな口調だと不安が増大するだけだ。
その戦士風の男が近寄ってきた。そこでようやくその男が自分よりも一回り大きいのに気が付いた。
筋肉を見せつける様な面積の少ない鎧のせいもあってミノタウロスかなにかのように見える。

その男に続いて神官らしき男達がどやどやと近寄ってきた。ミノタウルスみたいな戦士はその人だかりの中に隠れてしまった。
持ち去られるまだら模様の水晶。
レストも殆ど強引に別室に移された。不安は更に増大する、誰もまともな説明をしてくれない。
結局その日はその別室で過ごす事になり、そして追い出されるように部屋を出る羽目になった。
気持ち悪い気分のまま、町に向かう。なにか、依頼でもあれば…と考えたのだ。
とりあえず、ギルドに向かい魔物出現情報をパラ見する。
大した依頼は無いようだった。
洞窟にオークがこもっているらしいが、緊急性は無いだろう。刺激しなければ死人も出る事は無さそうに思える。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す