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人造妊国
官能リレー小説 - ファンタジー系

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人造妊国 7

ジョアンの妊兵候補は母親だ。
優しそうでいつもジョアンを気にかけていた。
彼だって、そんな母親を妊兵にするのだから、辛いに違いない。
勿論、この国では珍しい話じゃない。
母、姉、妹、娘などが妊兵にされるのだから・・・

だが姉妹で暮らしていたアルトや1人っ子のジョアンはまだいいほうだ。
ひどいところになると、妊兵獲得の確率を少しでも上げるために、1人の機士候補に複数の女性、すなわち母・姉・妹をあてがったり、逆に複数の機士候補を1人の妊兵候補にあてがったりすることもあるのだ。
そういう意味ではアルトたちはまだいいほうと言えるだろう。
しかし大事な家族に手を出さなければならないことに、変わりはなく。
見ず知らずの女性を犯してしまった罪悪感も手伝って、2人は重い足取りで、お互いを支えあいながら部屋に戻るのであった。

――――

「それじゃあ、な」
「うん・・・ありがとう」

宿舎に着いた2人は、そう言ってそれぞれ与えられた部屋に入る。
貴重な操機兵のパイロットである彼らは、1人につき1つ部屋ずつ与えられている。
それは国がちゃんと対価を支払っている、ということなのだろうが、こんな生活保障などこれからのことを考えれば何の足しにもならない。

「ふぅ・・・っ。・・・ん?」
「・・・、・・・・・・」

アルトは暗い気持ちで部屋に入ると、部屋の奥から何やら物音が聞こえてきた。
何かいるのか?そう思ってアルトは警戒しつつ耳を澄ませると。
それは女性の荒い呼吸の音だとわかった。
その瞬間、彼の脳裏にある考えが浮かんだ。
それはアルトにとって、もっとも避けたかった最悪の展開。
アルトは『間違いであってくれ』と、神に祈るような気持ちで部屋の奥へと走り込んだ。
そこで彼が見たものは。すでに子宮に魔操晶を仕込まれたのであろう、姉のソフィアの姿であった。
全裸のソフィアは、悲しそうな表情を浮かべながら、主人の帰りを待ち続けていたのだ。
アルトは目の前が真っ暗になる気がした。
魔操晶は処女喪失後入れられる者で、今晩姉を抱いてから明日だった筈だ。
明らかな手順の無視・・・それは姉が誰かに犯され、魔操晶を入れられたと言う事。
即ち不合格と言う事だ。
アルトは膝から崩れ落ち、そのまま意識を失ってしまうのだ。


・・・いくらリレー小説とは言え、以前に書きこんでいる内容や設定を何度も無視され、身勝手な書き込みを続けられるような人を馬鹿にするような行為をされれば、続ける事はできません。
なので、これで終了とさせて頂きます。


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