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世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

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世界征服 10

バトラスは目線を配ると彼の側近らが全裸の美少女を連れて来る、この大陸の人間ではなく髪の毛や瞳からヤマト国の人間と分かる。バトラスはザインが以前住んでいた城が落城して数日後にはヤマト国のある色街に潜伏しており、主であるザインが生きている事を信じて準備をしていたのだ。その少女には人間の雌に絶対に付いてない物があった。

「両性具有……」

「流石ザイン様……」

「お前の受け売りだ……確か人間の中には祖先が妖魔の血が混じっている者が居れば時折魔導を当てられると変化すると聞いたが」

「はい、この者には限度まで精液増強魔導をかけ、滋養強壮に妊婦の乳を飲ませました……すると数日後には雌筋(秘所)が出来初め一カ月もすれば胸は膨れ、子袋が出来ておりました。推測で申し訳ありませんが魂の書き換えが起きたと……」

「なるほど……バストラ、よくやった」

ザインは高笑いをした。

「ではこのフタナリ共を最初の家畜にしてやれ。いずれ各国の色街から女共が送り込まれて来る。それまでフタナリ同士、犯し合って孕むが良い!人間牧場の始まりだ!!」
ザインは目の前のペ○スの生えた“少女”達の胸を揉みながら言った。


神聖ロザリア教国の都、大聖堂や国の重要施設が建ち並ぶ中央区から外れた裏通り。
ここは色街だ。聖なる都にもこういう場所はある。娼館が建ち並び、通りには客を待つ街娼があちこちに立っている。
その中のある娼館の一室で、男女が激しくベッドを軋ませて愛し合っていた。
床に脱ぎ散らかされた二人の服…女の服は裾が短くて乳首ギリギリまで胸元の開いたワンピースのドレス、男の服は何と神官の着る法衣である。
ロザリア教では商業活動は賤しい行為(ゆえにアルティス商業連合とはウマが合わない)であり、女性は貞淑であるべきだと説いていた。ゆえに売春は最も忌み嫌われていた。
しかしこの世に男が存在する限り、この商売が滅びる事は無い。そして神に仕える神官とて男であった。神官は一応“童貞でなければならない”という事になっているが、実際はそんな教義は守られていない。
「フヒー!フヒー!」
「アァ〜ン!!神官様のチ○ポ、アタイのマ○コの奥まで届いてるよぉ〜!」
この娼婦の名はマリン。まだ若いが乳と尻がデカく、ムチムチしたイヤらしい体付きの娘だ。
「フヒー!その下品な言葉遣い…たまらぬ。いつも高級娼婦ばかり抱いておるが、たまには一般娼婦も良い物じゃ。フヒー!」
「アァン!神官様ぁ〜!アタイのオマ○コに子種汁ドピュドピュ出してぇ〜!?」
「フヒー!フヒー!」

行為が終わり、神官は帰っていった。
「ふぅ…今日は5人か…」
一日平均5〜6人の客を取っても、得られた賃金はその日の飯代に消える。割に合わない。
「ただいま〜、ヨハン、アンナ」
「お帰り母ちゃん!」
「お帰り〜!」
家に帰ると二人の幼子がマリンを出迎える。彼女、なんと若くして二人の子持ちなのだ。父親は分からない。たぶん今までに寝た客の誰かだろう。
オマケに現在3人目が腹にいると来る。
(今はまだ良いけど…アタイの稼ぎじゃ3人も養えないよぉ…お腹が大きくなってきたら買ってくれるお客さんも減っちゃうし…)
考えると不安になるが考えずにはいられない。そんなある日、仕事場である安娼館に向かう彼女に一人の男が声を掛けて来た。
「アンタいつまでそんな事続ける気かね?」
「え…誰よ?アンタ」
「アンタは顔も良いし体も健康だ。良い仕事があるんだがね…」
「本当に!?アタイこう見えても3人の子持ちなんだよ。それでも良いのかい?」
「子供がいるのか!ますます大歓迎だ。明日、指定の場所に子供を連れて来てくれ。新しい人生がアンタを待ってるぜ」
「必ず行くよ!」
決断が軽いと思うかも知れないが、当人にとってはワラにもすがる思いなのだ。このままではジリ貧になるのは目に見えている。一か八かの賭けである。

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