PiPi's World 投稿小説

世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 7
 9
の最後へ

世界征服 9


さて、その頃ザインは滅ぼした王国の領土を魔族の国として『ザイン帝国』の建国を宣言した。当然、承認する国は一ヶ国も無かったが、別に気にもしない。
それよりもザインは子作りに励んでいた。人間の娘達の中から、これはという見込みのある者を百人選び出し、毎日毎日犯した。その娘達は数日で魔物化し、ザインの忠実な配下となった。
ザインの子供の魔物達も女達を犯した。ザインと違って交わった人間の女を魔物化させる程の魔力は無いが、孕ませる事だけは出来る。
国中の若い女達が都に集められた。女達は都の中では服を着る事を許されず、時と場所を問わず魔物に犯された。
「ア!イヤァ〜!!中に出さないでぇ〜!!?」
「魔物の子なんて孕みたくないよ〜!!お母さぁ〜ん!!」
魔物の子は成長が早く、約一ヶ月で出産となる。しばらくすると街にはボテ腹の女の姿も目立って来た。ボテ腹でない女はまだ妊娠していないとして犯される格好の対象となった。
いや、魔物達は酷い時にはボテ腹の女すら犯した。犯されている最中に産気づいた女は、肛門を犯されながら出産する羽目になった。

そんな中、アレンは男児を産んだ。ザインは男児にシドと名付けて魔王位継承者だと公表した。反対する者は誰もいなかった。
しばらくして、今度はローラが女児を産み、リーナと名付けてシドの許婚にした。魔族は近親相姦はタブーではなく、むしろ血が濃ければ濃いほど強い魔力を持つ子が産まれるとされている。

それから数日たったある日…
「ザイン様、悪い知らせです」
「何だ?言ってみろ」
「我が国と隣国との国境付近の砦に、元王国の騎士達が密かに仲間を集めています。我々への報復の機を伺っているのです」
「アッハッハッハ…!!」
「な…なぜ笑うのですか?」
「人間ってのは本当に面白れえ!!完全に屈服させたと思っても、諦めずに刃向かって来る!俺に犯されながら俺の喉笛に噛み付いて来たお前みてえにな!」
「ザ…ザイン様、それは人間だった頃の話…!!この身は今や魔物となり、心も体もザイン様の物です」
「ハッハッハ…分かってるよ!しかし我がザイン帝国の領内にそんな連中がいたんじゃ示しが付かねえ。さっそく成敗しに行くぞ!!」
「はい!ザイン様」

ザイン一行がその隠し砦近くに辿りついた時、彼は異変に気が付いた。森の動物の息吹が感じられない……宛ら魔界の様な感じだ。砦に踏み込んだ途端に床一面に結界魔法陣が浮き上がり鎖が飛び出し、ザインの部下達が絡め取られた。

「!」

「流石にザイン魔王は引っかからないか……ローラがこの砦の事は知っている事は重々承知しているがここが魔石の貯蔵施設と言う事は知らないであろう」

「貴様……」

「かの勇者に魔導を教えた師匠の一人にしてローラの祖父だ。魔に墜ちたし者を出した責任を取らせて貰う」

老魔導士は全ての制御ディバイスを開放させた途端、その砦は吹っ飛んだ。



 ザインは転送こそ出来たが何人かの側近は身体の半分を持って行かれた。あの魔導士はローラが魔に堕ちる事を想定し、隠し砦は一つしかないと教え込んでいた。

「こりゃあ、変に手を出さない方がいいな」

ザインは自分の愚かさを反省して都に戻るしかない。


その様子を見る亡国の王子は砦と共に運命を共にした老魔導士に哀悼の意を示していた。幼い頃から仕えてくれた一人であったからだ。

  孫娘が魔に堕ちた時には遠慮無く成敗してくだされ

「死を持って償えとは命じてない」

手綱を握り締め、彼は別の隠し砦へと向かう。



ザインは都に戻るなり、かつて学者バトラスを呼ぶ。彼は前の魔王城から逃げ出して潜伏していたがザイン帝国建国の報を聞いてはせ参じている。

「隣国は国境に近い村を砦化、女子供を都に疎開させ始めてます」

ザインは子供の雄には性的に興味がないが重要視しているのは人間の家畜化だ。幾ら近親相姦で強くなるが何世代も続けば急激に力を衰える子孫も出ており、ザインも歴代の魔王に比べると劣るのである。

「何人かの雌を我が魔族と交わらずに人間の子を産むようにさせましょう」

「その様子だと準備は出来ているのだな」

「はい、既に各国の色街に“拠点”を設け、女子供をここへ送る手はずです……ザイン様のお望みならその国の王家の者も……多少手間がかかりますが」

「手持ちのオスガキは?」

「数人は玉袋が潰れましたが、面白い事がおきましてな」

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す