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世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

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世界征服 7


魔王討伐軍壊滅の報に都は焦った。重臣達は国王に進言した。
「陛下!すぐに都を捨ててお逃げください!」
「何を言う!?民を見捨てろというのか?私はここに残り最期まで戦うつもりだ」
「そうですか…お名残惜しい事です。では私達はこれで…」
「馬鹿者!お前達も共に残って戦うのだ!自分達だけ逃げようなどと都合の良い事を考えるな!」
「そ…そんな…!?」
「それに魔王軍との決戦に備え、既に全ての城門を閉ざしてしもうたわ!もう都からは出られんぞ!」
「「「えぇ〜っ!?」」」
自業自得である。

数日後、ザイン達は都にたどり着いた。
「これがこの国の都か…なかなか堅牢な城壁だな。攻め落とせるか…?」
「我が軍の兵力では無理です…」
「なら包囲戦だな。長い戦いになりそうだ…」
「我が軍の食糧では無理です…」
「何だ、打つ手無しか!?」
「いいえ、ザイン様。こういう城塞都市には得てして、堀に水を引くための水路とか、脱出用の地下道とかいう物があって、そこから出入り出来るようになっているのです」
「そうか!そう言えば魔王城にもあったな……で、その地下道の出入口をどうやって突き止める?」
「あのローラとかいう女将軍に聞けば良いでしょう。軍人なら城の防衛に関する知識を持っているはずです」
そしてローラが連れて来られた。
「な…何の用だ!?」
「城内に侵入するルートを教えろ」
「断る!死んでも教えん!」
「そうか…なら仕方ねぇ。魔法で口を割らせるか……冥・命・性・精・戒・快・楽・落…この女に至上の快楽を与えよ!」
次の瞬間、この世の物とは思えない程の快感がローラの性器から脳天まで突き抜けた。
「ンホオォー―――ッ!!!?イッグウゥー――ッ!!!」
ローラは瞬時に絶頂に達し、白目を剥いて体をビクビクと痙攣させながら失禁、脱糞して果てた。
ザインは地面に倒れ込んだままピクピクしているローラの傍にしゃがみこんで尋ねた。
「…で、出入口は?」
「あ…あいぃ…おひろ(城)のお堀にみじゅ(水)を引いていりゅ川の水源近くに洞窟がありまひゅ…」
ローラは朦朧としながらそこまで言うと意識を失った。

言われた場所へ行ってみると、確かに洞窟があった。
「これを辿って行けば城の中に出られるって寸法だな…よ〜し、行くぜ!?」
「「「ウオォ〜〜〜ッ!!!!」」」
ザインは配下の魔物達と共に洞窟に入って行った。
凸凹した天然の洞窟は、いつの間にか人工的な通路に変化していた。
「出口が近いぞ…みんな、油断するなよ!?」
暗い通路の先から、わずかに光が差し込んでいる。
「あれだ…!!」

城壁を全て閉ざして守りを固めた都の中の、更に城壁に囲まれた王城の地下から、突如として魔物達が出現した。城内は大混乱に陥った。王国軍は統率を取れる者も無く、兵士達は次々と殺されていった。
魔物達は城の召使い達にも襲いかかった。男は皆殺しにされ、女は犯された。
「もはやこれまでか…」
「陛下、私達もお供いたしますわ…」
国と自分の最期を悟った国王は、家族と共に城の塔の上から身を投げて死んだ。
一方、重臣達はそう潔くはなかった。城内の財宝を持ち出し、地下道を逆に通って脱出を試みたのだ(そもそもそのために作られた道だ)。金さえあれば再起出来る。非常に醜いが、ある意味とても人間らしい行動と言えた。だが、そう上手くはいかなかった…。
「ふぅ…ふぅ…金が重くてたまらん…」
「少し捨てて行かぬか…?そうすればもう少し早く逃げられるぞ…」
「何を言う!?金さえあれば何とでも出来るのだ!金貨一枚たりとも置いていってはならぬ!」
そこに突然、若い女の声がした。
「呆れたものだ…この期に及んでまだ金が大事だとはな…」
見ると、前方に一人の裸の女が立っているではないか。
「ロ…ローラ将軍!?生きておったのか!!」
「生きていたさ…国に巣くう害虫を駆除せねばならんからな…」
次の瞬間、ローラの背中からコウモリのような翼が生え、爪は剣のように鋭く尖った。彼女も連日ザインに犯され、大量の魔力を含んだ精液を注ぎ込まれ続けた事によって魔物化したのだ。
「国を滅亡に追いやった責任を取れぇっ!!」
「「「ぎゃあぁ〜〜〜っ!!?」」」
重臣達は一人残らず惨殺された。

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