PiPi's World 投稿小説

世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 47
 49
の最後へ

世界征服 49

「皆、お聞きなさい。私はこの話に乗る気はありません。もとより神々の僕(しもべ)たる我ら神官が、よりにもよって魔族めらと手を結ぶ事などあってはならぬ事…」
「そ…そんな…」
「せっかくの好機を…」
「さすが教皇猊下」
「道理が解っていらっしゃる」
グレゴリウスの出した結論に一喜一憂する側近達。
「この話はこれで終わりです」
そう言うとグレゴリウスは封筒と便箋を破り捨てた…が、シノビ封じの魔法の術式を記した別紙だけは、そっと懐に仕舞った。

「猊下、先程の行動…何かお考えあっての事なのですか?」
自室に戻ったグレゴリウスに身の回りの世話をする従僕の神官見習いの少年が尋ねた。高位の神官には大抵従僕が何人か居るが、それは神官見習いの少年達の中から見目麗しい美少年が選ばれ、場合によっては夜の相手もする。
「ほほほ、お前は賢いですねぇ…。その通りですよ。私はシノビ封じの魔法を使わず、ロザリア領内での諜報活動もこれまで通り自由にやらせるつもりです。アルティスやグランディアから逃れて来るシノビが居れば保護もしてやります」
「それは何故なのですか?」
少年の問いに対してグレゴリウスは真剣な眼差しで答えた。
「私はね…あの情報網が欲しいのですよ。あれは潰してしまうにはあまりに惜しい…」
「…え!?まさか猊下…!」
教皇の真意に気付いて驚く少年。
「そうです。私はシノビ達に恩を売り、我が配下にしようと考えているのですよ。彼らは義理堅い人種だ。助けてやれば恩義を感じ、必ず私の為に働いてくれるでしょう」
確かにグレゴリウスの言う事は正しかった。忍びの者は受けた恩義は絶対に返す。そして忍びの情報ネットワークを手に入れられるならば自国の機密など多少漏れても安いものではないか。



さて、大陸でそんな事になっているとは未だ知らぬ当のヤマト皇国では…。
「済まぬ!母上の説得に失敗した…というか、まともに話さえ聞いてもらえなんだ…」
ツクヨミの部屋。ツクヨミはセレナに頭を下げて詫びた。
「そ…そんな…それじゃあアルスはどうなるんですか!?まさかこのままず〜っとヤマトに足留めとか…冗談じゃないわよ〜!」
セレナは部屋の出口に向かって駆け出した。
「待て!どこへ行く気だ!?」
「決まってるじゃない!アルスを連れてこの宮殿を出て行くのよ!」
「そんな事をしても衛士に捕まって連れ戻されるのがオチだ」
「だったらどうすれば良いのよ〜!?」
「心配はいらぬ…ハンゾウ、居るな?」
「はっ!ここに…」
ツクヨミが呼ぶと次の瞬間、天井裏からハンゾウが降りてきた。
「ず…ずっと居たの!?」
驚くセレナ。
「ハンゾウ、アルス殿を頼んだ。四半刻(三十分)後、北門にて落ち合おう」
「承知!」
ツクヨミのその一言を受けるとハンゾウは再び姿を消した。
「あ…あのぉ…」
セレナは恐る恐るツクヨミに尋ねた。
「何をしておる?早よう出立の準備をいたせ。大丈夫、忍びの者達に任せておけば安心だ。必ずアルス殿を連れ出してくれよう」
「良いんですか?こんな事をして…ツクヨミさんの立場は…」
「うむ、後で母上からはお仕置きを受ける事になろうな…私の行動は女皇に…いやヤマトに対する裏切り行為だ」
ちなみにここで言う“お仕置き”とは実刑の事である。
「だが私は私の信念に従って行動するだけだ。その事に関してソナタやアルス殿が気に病む事は何も無いぞ…はっはっは」
そう言って爽やかに笑うツクヨミ。
「ツ…ツクヨミさぁん…」
セレナは思わず瞳に熱い物が込み上げて来た。もしツクヨミが男だったら惚れてしまっていたかも知れない。
「さぁ、早う参るぞ。幸いソナタはアルス殿と違って監視の目も緩いからのう。私が北門まで案内しよう。ついて参れ!」
「は…はい!」

その頃、アルスは何をやっていたかと言うと…
「あぁぁ〜〜ん!!勇者様のオチ○ポの先っぽが子宮の入り口に当たりますうぅ〜〜!!」
「はぁ…はぁ…やっぱりヤマトの女性のアソコはキツいなぁ…」
「あらやだぁ…大陸の男性の男根が大きすぎるんですわ…」
「そうよねぇ…奥まで届いちゃうんだもん…」
寝台に横たわったアルスの股間の上に一人の女がまたがって貫かれている。さらに左右の両腕にも一人ずつ女を抱え、それぞれの豊満な乳房を揉みしだいている。三人の美しい女達…これは先ほど宴席にて艶めかしい姿と舞いを披露した踊り娘達だ。今はアルスも含めて全員が全裸である。
「はぁ…はぁ…も…もう出そうだ…中に出しても良いかい?」
「あぁ〜!!ください!勇者様の子種を私のお腹に付けてくださいませぇ〜!!」
絶頂が近付き、アルスは何度も勢い良く腰を突き上げる。
「…う!あ!あぁ…」
「おぉぉぉ!!き…来てるぅぅ!!勇者様の熱ぅ〜い種汁、子宮の中にドピュドピュ来てるぅぅ!!」
女は白眼を剥いてビクビクと痙攣して失神した。
「はぁ…はぁ…次はどっちだい?」
アルスは失神した女の膣穴から肉棒を抜くと、残った二人の女に尋ねた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す