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世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

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世界征服 35

「ザっちゃぁん…!」
フェルクがザインに抱き付いて来た。彼女は既に服を脱ぎ捨てており裸だ。
「私もう我慢出来ないよぉ…だ…抱いてぇ…?」
ザインと自分の仲間達が愛し合う姿を散々見せ付けられた彼女は、メロメロに発情して股間からダクダクと淫汁を垂れ流していた。
そして彼女の裸体に浮き上がった刺青のような模様…それはザインのペ○スと精液でなければ肉体の疼きを沈める事が出来ない呪いの証だった。
「ふふふ…“抱いて”だと?具体的にはどうして欲しいんだ?」
「あぁん…意地悪ぅ…!」
「言わなきゃ分からねえな」
わざと焦らすザイン。フェルクは顔を赤らめながら叫んだ。
「も〜う…ザッちゃんのオチ○ポを私のオマ○コにブッ込んでズボズボ出し入れして欲しいの!そしてザッちゃんの濃ゆ〜い赤ちゃんの種を私の子宮に注ぎ込んで欲しいのぉ〜!!」
彼女がここまで発情しているのはやはりザインが失踪し、熱り捲る身体に苦しめられたからだ……自慰をしてイッても直ぐに湧き出る性欲により、普段の生活がまともに送れない程である。
「ザッちゃんの精液が欲しいノォ!」
ザインは強引にキスをして告げる。
「たっぷりと出してやる……子供さえ産めばその呪いは半減されるからな」
ただしダークエルフ族は他種族の精子や卵子が相性が悪い、故に精液をたっぷり出せる雄でも難しい。部下のダークエルフ達は魔界植物に絡められ股にある穴に触手となった先端が潜り込み始めた。



「ザっちゃん…来てぇ…?」
フェルクは地面に体を横たえ、股を大きく開いてザインを誘う。
「よぉし…」
ザインは片手でフェルクの腰を掴むと、もう片方の手で自分のペ○スを握り、濡れそぼったフェルクの秘裂にあてがうと一気に挿入した。
「あああ〜〜〜〜ん!!!」
フェルクは快感にビクビクと身を引き吊らせる。
「なんだ…挿れただけでイっちまったのか?」
「う…うぅ…あおぉ…だ…だってぇ…ザっちゃんのオチ○ポすっごい久しぶりだったんだもぉん…おぉう…」
「可愛いヤツだ…フェルク」
ザインは腰のピストン運動を開始した。
「アッ!アッ!アッ!アァ〜ッ!?イ…イイ!!ザッちゃんのオチ○ポ、私のオマ○コの一番気持ち良い所に当たるのぉ〜〜!!!イ…イグ!イグゥゥ〜〜!!」
フェルクは涎を垂らしながら悶えた。


その頃、神聖ロザリア教国の聖都では教皇グレゴリウスが聖剣の到着を今か今かと首を長くして待ちわびていた。彼はまだ聖剣が行方を変え、アルティス商業連合の方へ向かってしまったという事実を知らなかった。彼の手元にあったのは、一週間ほど前に早馬によって届けられた『聖剣を持った騎士の一団が聖都に向かっている』という情報のみであった。
「そろそろ着いても良い頃なのだが…」
一人、部屋の中で溜め息を吐きながら呟く教皇。彼が聖剣を待ちわびるのは、一日も早く人類を救うためというよりは、一日も早く自国の優位性を確立させるため…ひいては自分の権勢を確かな物とするためという気持ちの方が遥かに強かった。
「教皇猊下…」
そこに部下が入って来る。
「どうしました?せ…聖剣が来たのですか!?」
「いえ、ヤマト皇国のアマテラス女皇陛下より使者が参っております」
「何だ…いや、お通ししなさい」
やって来た使者は全身黒ずくめの衣を身にまとっていた。教皇は思う。
(不気味な奴…確かこれは“シノビ”とか言うアマテラスのスパイ集団だな…大陸中で諜報活動をしているらしいが…)
「お初にお目にかかります、教皇猊下。主上より猊下宛ての書状をお持ちいたしました。こちらでございます」
「うむ…ご苦労でした」
グレゴリウスは書を受け取り、読んだ。読み進む内に彼の手はブルブルと震えだした。
「ゆ…ゆゆ…勇者アルスがヤマト国内にいるだとぉ…!?」
「は!アルス殿は現在、我がヤマト皇国におりまする。つきましては聖剣が猊下の元に着きし暁には、ヤマトのアルス殿の元に届けていただきたく存ずる」
聖剣を手に入れ、それを取りに来た勇者に自ら手渡す事によって勇者に魔王討伐を下命し、これを以て自らが対魔王戦争の盟主…すなわち人類の盟主である事を諸国に知らしめ、魔王滅亡後の世界の主導権を握る…というシナリオが音を立てて崩れていくのをグレゴリウスは感じた。

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