PiPi's World 投稿小説

世界征服
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 32
 34
の最後へ

世界征服 34

「ぐあぁっ!?」
「今だ…喰らえっ!!」
アルスは結界が消滅したヴァスティを素手で殴り倒し、取り押さえた。

「皆の者、聞けーいっ!!」
周囲を見渡せる塔の上に、捕らわれたヴァスティを連れたツクヨミ、アルスらが現れ、眼下で戦いを繰り広げる両軍に言い放った。
「大将ヴァスティは捕らえた!ザイン派の魔物共は直ちに降伏せよ!」
ザイン派は慌てた。
「ヴァ…ヴァスティ様が…!?」
「こりゃもう勝ち目は無いぞ…」
魔物達はあっさりと武器を捨てて降参した。元々士気の高い軍勢ではなかったのだ。バトラスの結界が破られた時点で負けは決まっていた。
後に“アオキガハラの戦い”と呼ばれる戦いはここに終結したのである。

ヴァスティと入道は、シュテンドウジの息子でヤマト魔物軍の副将、イバラキドウジの元へと引き出された。
「異国の魔物の女将軍よ、何か言う事はあるか?」
一つ目から涙を流してガタガタと怯える入道に対し、ヴァスティはイバラキドウジをキッと見据えて言った。
「何も無い!ただザイン帝国の再興をこの目で見る事が出来ないのが残念だ。今日は我々が敗れたが、やがてはこのヤマトの地にザイン様の軍旗が翻る事になるだろう。さあ、ひと思いにやりな!」
「…よし!カマイタチ、二人の首を跳ねろ!」
次の瞬間、上空から一迅の突風が吹き下ろしたかと思うと、ヴァスティと大入道の首が斬り落とされた。
「わっ!しまった!すげえ美女じゃねえか!殺しちまって損したぜ!」
後から声がしてカマイタチが姿を現した。彼は自分が斬り落としたヴァスティの頭を見て後悔していた。

ツクヨミはアルスとセレナに言った。
「戦いは終わった。後は魔物達に任せて、我ら人間は帰るとしよう」
「ええ、ツクヨミ様」
「そうですね。後は魔物の世界の話ですから…」
「アルス殿、セレナ殿、そなたらはこの戦いの功労者じゃ。ヤマト皇府は最大の礼を持ってお二人を客人として歓迎しよう。しばらくキョウの都の皇宮でゆっくりしていってくれ。母上もさぞかしお喜びくださるはずじゃ」
「ツクヨミ様、せっかくですが我々には魔王を倒すという使命があります。聖剣の在処も分かりましたし、すぐに大陸へ…」
「まあ、そんな無粋な事を言わんでくれ…。一日じゃ。一日で良い。キョウの母上に一目会ってもらいたいのじゃ。この通り…」
ツクヨミはアルスに頭を垂れた。
「わ…分かりましたツクヨミ様!頭を上げてください!キョウへ行って女皇陛下にお目通りいたします!ですから…!」
セレナは慌てて小声でアルスに言った。
「ちょ…ちょっとアルス、ダメよ。私達には一日の猶予も無いのよ?」
「確かにね…でも“オイトマゴイ”も不十分に去ったらヤマトの人達に失礼じゃないか…やっぱり去り際にもちゃんと“ゴアイサツ”して行かなきゃ…」
「はぁ…アルス…あなたヤマトで暮らす内にすっかりヤマト文化に染まっちゃったみたいね…」
セレナは溜め息混じりに嘆いた。

その頃、ザインはと言うと…
「おら!おら!どうだ!?」
「あおぉ〜〜ん!!ザイン様ぁ〜!良い!良いですぅ〜!いきます!いきますぅ〜!」
彼は呪いをかけたダークエルフの内の最後の一人を貫いていた。
「よし、中に出すからな?オレのガキを妊娠するんだ…ほらよ!」
「おぉ〜〜〜!?熱い子種汁ビュルビュル来たぁ〜〜!!出来ちゃう!ザイン様の赤ちゃん出来ちゃうぅ〜!!」
ダークエルフは泣き叫んで気絶した。
「ふぅ…」
ザインはダークエルフの秘部からペ○スを抜いた。ドプドプと溢れ出る大量のザインの精液。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す