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呪いの性剣
官能リレー小説 - ファンタジー系

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呪いの性剣 6

もっとも信仰を理由に2人ともそれを承知でやったのだから、少なくとも師匠は後悔してないだろうが。
「どれ、どれはさっそく蘇生させるか・・・」
女はそう言うなり、Kカップの爆乳を持ち上げると、その先端を師匠の口に押し付けた。
サイズがサイズだから、はたから見ると顔に押し付けているようにしか見えないが。
息があるなら殺す気かと突っ込むところだが、あいにく相手は死んで間もない身。
弟子の男もうらやましいと思いこそすれ、何も言わずに成り行きを見守る。
女は死んだ男の口に乳房・・・正確には乳首を含ませると、今度は乳房の根元から何かを絞り出すようにもみ始めた。
それの意味をするところを理解した男は、震える声で確認を取る。
「お、おい・・・まさか・・・?」
「ああ。魔の力を母乳に変換してこの男に飲ませる。我の魔力は濃厚だからな。
 うまく行けばすぐにでも復活するだろう・・・ンンっ♪」
突然何かに耐えるように甘い声を上げながら、搾乳をする女。
おそらく師匠の口の中はあの女の母乳でいっぱいだろう。
まったくうらやましい・・・男が血涙流しそうな勢いで見入っていたその時だった。
死んでいた師匠の身体が淡い光に包まれたかと思うと、強烈な閃光を発した。
突然のことに対応できなかった弟子はそれを直で見てしまう。
「うおぉぉあッ!?目がっ!?目があぁぁぁ〜〜〜っ!!」
両目を抑え、その場でジタバタともがき苦しむ弟子。
死者の蘇生という途方もない奇跡が目の前で展開されているというのに、ありがたみのひとかけらすら感じさせない光景であった。
やがて治まっていく光。そして・・・。
「あ・・・しまった」
「『しまった』!?しまったって蘇生に失敗したのか!?」
女のつぶやきに弟子はまだ視界の利かない目を押さえながら抗議する。
確かにこれだけ思わせぶりなことをして失敗しましたでは、抗議の1つもしたくなる。
「う・・・あ、ここ・・・は?私は使命を果たし、神のもとに召されたはず・・・って、うおおぉっ?!」
「し、師匠!?ホントに生き返ったのですか!?」
弟子が声だけを頼りに喜びを分かち合おうとおぼつかない足取りで歩み寄る。のだが・・・。
「ば、バカ者っ!?こっちに来るなっ!来るんじゃないっ!!」
「は・・・あれ?師匠?師匠ってそんなに声高かったでしたっけ?」
感動の再会を拒むかのように師匠は弟子を拒絶し。
弟子も師匠の声に妙な違和感を覚えた。
いったい何がどうなっているのか。とりあえず目の回復を待ってから確認しようとすると。
今度はいきなり目に砂と土の塊を投げつけられた。
せっかく回復しかかっていたところに、目つぶし攻撃は効果てきめんだ。
弟子は再び両目を押さえてのた打ち回る。
「ぐああぁぁっ!?し、師匠っ!?い、いったい何をっ・・・!?」
「う、うるさいっ!おまえはしばらくそこで目をつむってまっていろ!
 間違ってもこっちを見るんじゃないぞっ!?
 おい、貴様っ!これはいったいどういうことだ!私にいったい何をした!?」
「あー・・・いや、その・・・とりあえずすまん」
「すまんで済むかーーーッ!?」
閉ざされた視界の向こうで、師匠と女が何やら言い争っている。
いや。よく聞いてみると師匠が激怒して女に詰め寄っているようだ。
いったい何が起こっているのか。弟子は師匠を刺激しないよう、おとなしくしながら目の回復を待つ。
そして徐々に戻ってきた視界に映ったものは。
「・・・へ?し、しょう?」
そこには師匠の姿はなく、女に負けず劣らずの爆乳を揺らすもう1人の女の姿があった。

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