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FANTASYC PSY
官能リレー小説 - ファンタジー系

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FANTASYC PSY 51

「はーはっはっはっ!見たか愚民どもっ!私の偉大な研究成果をっ!」

笑い声の発生源にいたのは、腰を抜かした村人に向かって胸をふんぞり返らせて大笑いする謎の女。
魔女か魔法使いのコスプレをしたその女は、村人の様子がよほどうれしかったのか、誰もいない広場で大声で笑い続けている。
彼女は彼女で幸せなのかもしれないが、邦人の目には何かかわいそうな人にしか見えない。
とは言え、彼女が後ろのゴーレムの関係者であることは明白だ。
周囲の村人は驚き怯えて建物に引っ込んでいるし、早くゴーレムを何とかさせねば。
邦人は思考を切り替えると、まだほうけているメアリーたちを置いて女に話しかけた。

「おい!おまえ、町の真ん中で何やってんだ!?」
「ん?おまえとはこのマギ=ウースノットのことかね?」
「おまえ以外に一体誰がいるんだよっ!?」
「ずいぶんと威勢のいい男だな・・・ん?」

とぼけたことを抜かすマギと名乗る女。
つば広帽子にマントといかにもな魔法使いを髣髴とさせるこの女は、怒声を放つ邦人に何かを認めると、サルのような機敏な動きでゴーレムから降りてきた。

スタンッ。

「うっ・・・?」

下りてきたマギを至近距離で目の当たりにした邦人は、不覚にも感嘆の声を上げてしまった。
一言で言えば彼女の容姿に見惚れてしまったのだ。
メアリーもなかなかスタイルがよかったが、こちらもそれに負けず劣らずいいプロポーションをしている。
おまけに顔立ちも並以上だ。
エメラルド色の長髪が光を受けて輝き、その美しさをいっそう際立たせている。
こんな状況でなければぜひともお近づきになりたいと思う男は、少なからず存在していることだろう。
そんな中、邦人のところまでやってきたマギは、何を思ったか、突然邦人に顔を寄せて犬のように邦人のニオイをかぎ始めた。

「んなっ・・・!?」
「!?」

それに驚いたのは邦人とメアリー。
邦人はいきなり美人に、においをかがれているという驚きで。
メアリーはいきなり邦人に近づくマギへの嫉妬と怒りで。
2人が硬直する中、マギは邦人のにおいをかいだり、ペタペタと服を触ったりとだんだん行為がエスカレートしていく。

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