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FANTASYC PSY
官能リレー小説 - ファンタジー系

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FANTASYC PSY 48


「―――ハッ!?ご、ごめん、メアリーっ!?お、オレっ・・・!?」

出すものを出して我に返った邦人は、メアリーをモノ扱いしてしまったことに気づき、あわてて謝る。
だがメアリーは咳き込みながらも、何も言わないでとばかりに右手で制した。
そして向けられたものは涙目になりながら、至上の喜びを浮かべるメアリーの笑顔。

「気に・・・しないで、邦人。私は大丈夫、だから。
 それに私うれしいんだ。
 邦人がこんなにいっぱい出すくらいに気持ちよくなってくれて・・・♪」
「で、でも・・・」

極上の笑顔とこれ以上ないくらい男心をくすぐるセリフのコンボに、邦人は必死に理性を利かせてメアリーに謝罪しようとする。
当然だ。ここで獣になってしまったら、それこそかつてメアリーを襲ったオーガと同類になってしまうからだ。
しかし邦人にもっと自分を求めてほしいメアリーとしては、ここでおとなしくなってもらっては困る。
メアリーはどうしたものかと少々眉をひそめていたが。
やがて名案でも思いついたのか、再び笑顔を浮かべると、その場で仰向けになって両足をぱっくりと開く。
鼻血ものの光景に、邦人の理性はKO寸前の状態である。

「じゃあ、邦人。悪いと思うなら、私を抱いて。
 いっぱい気持ちよくして?そうしたら許してあげる」
「いっ・・・いや、でも、それじゃ・・・!」
「いいの。私は邦人のことが大好きで、邦人のことをいっぱいきもちよくしたいんだから。
 ・・・それとも、邦人。もう、私のこと嫌いになった・・・?」

それがとどめの一言となった。
心と身体、すべてで求められてそれに応えない漢などこの世にいるだろうか?
いやいない!絶対に!(反語&断言)
今度こそ獣と化した邦人は、その後夕食の時間までたっぷりとメアリーと愛し合った。
その時の様子は後に宿屋の主人からからかいのネタとして挙げられるほど、激しいものだったという―――。
そしてそれから2日後。
一時の甘い時間を堪能し、旅の準備を始めた2人は、これからどうするべきか酒場で話し合っていた。
普通酒場と言えば、混雑するのは夜で日中はさびしいものと思われがちだが、この世界ではファミレスや喫茶店のような役目も兼ねているらしく、そこそこ人が入っている。

「村を出てからだいぶ経ったけど、今ってどの辺にいるんだ?」
「今いるのはトライド山脈で、この前カメ(ヴァイトタート)が出た湖がここだから・・・今いるベレ村はここになるわね」

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