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FANTASYC PSY
官能リレー小説 - ファンタジー系

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FANTASYC PSY 32

複雑な心情で苦笑を浮かべた。
そして気を取り直した邦人は考える。
ここでメアリーのことを気遣っても、彼女はそれをよけいなお世話と捉えることだろう。

(それなら!自分も持てるエロ知識を総動員してメアリーに応えてやるだけだ!)

邦人はそう決断すると、メアリーに最高の快楽を提供するべく、そろそろと腰を使い始めた。
たいそうな決意の割りに行動がかなり慎重なのは、H経験がなく、加減がわからないゆえの行動だ。
第3者から見ればやきもきしたり、ほほえましく思ったりするところである。

「ん、あ・・・あっ!?くぅ・・・ああン・・・」

乱暴に出し入れしていたときとは違い、メアリーの言葉に甘い声が混じってきた。
出し入れする側である邦人は、そろそろ大丈夫かと判断し、ちょっとだけ出し入れを激しくしてみる。

「んあッ!?く、邦人っ、く、うあぁっ・・・!?」

とたんにメアリーは痛みを訴え、邦人は謝りながらあわわててその動きを止める。
ついさっきまで乱暴に扱われていたのだから、本格的に動くのはもうちょっと待ったほうがいいかもしれない。
かと言ってこのまま動かないでいるのは蛇の生殺しだ。
本能と理性の話し合いの結果、メアリーが落ち着くまではゆっくり出し入れしながら前戯をすることにした。
何回もキスをしては舌を絡め、程よい大きさの乳房をもみあげ、乳首をこする。
陰核も攻めてみたいところだが、敏感すぎる部分だと雑誌で読んでいたので、いじくるのはまたの機会にとっておくことにした。
その判断がよかったのか、それとも邦人の腕がよかったのか。
再びメアリーの呼吸に甘いものが混じり始めた。


「ふあ・・・あぁ・・・っあン!?」

気持ちよさそうに喘ぐメアリー。
愛液も十分なほどにあふれ、積極的にキスをねだったり抱きついたりするようになった。

(・・・今度こそ、大丈夫かな?)

邦人は確認のため、気持ちちょっとだけ腰を動かす。

「ンあッ!?く、邦人ぉっ!?」

するとメアリーは敏感に反応して邦人にしがみつく。
一瞬まだ早かったかとも思ったが、今度は違った。
メアリーは邦人にしがみつくとこんなことを言ってきたのだ。

「はぁはぁ・・・。ご、ごめんね、邦人。私のせいで今までずっと我慢してもらって」
「・・・!そ、そんなことねーよ!オレがメアリーにやったことを考えれば・・・!」

大したことない。そう言おうとした口がメアリーの指で押さえられる。
それは言いっこなしだというサインだ。

「も、大丈夫だよ、邦人。まだおなかの中はちょっと変な感じがするけど、気持ちよくなってきたから。
 邦人も私の身体で気持ちよくなって?」

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