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FANTASYC PSY
官能リレー小説 - ファンタジー系

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FANTASYC PSY 28

それは化け物を殺したという事実に怯えたのではない。
自分が人間以外の『何か』に変わってしまったことに恐怖したのだ。
殺した記憶がない以上、邦人には罪悪感など生じない。
しかし。突然着の身着のまま異世界に放り出され。
あんな殺し方をしたら、自分に何か異常が生じたと感じるのが普通だろう。
自分には何か変化が起こっているのかもしれない。
いつか自分もあんな化け物になるのかもしれない。
それは根も葉もないただの妄想。
しかしそれが妄想だと証明できる術がどこにある?
事実、かつての仲間たちは自分を化け物とさげすみ、知らないうちに化け物をこの手をかけている。
怖い。生き物を殺してしまったこと以上に自分が怖い。
邦人はいつしか自分自身におびえるようになっていた。
正直なところ、村長からの話は邦人にとって渡りに船だったのだ。
村からいなくなれば、少なくとも自分を化け物なのか不安になることがなくなるから。
しかし何も知らないメアリーは、邦人の苦しみなど知らずに彼を引きとめようとしてしまった。
彼を苦しめる村人たちのいる地獄に。それを思えば彼が怒るのも当然のことだった。
メアリーの不用意な発言で、たまっていたものを噴出させた邦人は、感情のままにメアリーを押し倒す。

「キャッ!?く、邦人っ!?」
「何が『話せばわかってくれるよ』だ!!
 どうせ・・・どうせおまえだってオレのことを化け物扱いしているくせにッ!」
「ち・・・違うよ、邦人!?わ、私そんな・・・!?」
「うるさいっ!だったら化け物らしくやってやろうじゃねえか!
 あの時、あの化け物に襲われたときみたいになぁッ!?」

邦人はそう言うなり、メアリーの襟に手をかけると力任せに引っ張った。
皮肉にも村人たちから鍛えられたその力はメアリーの服を引きちぎり・・・。
倒れてなおも大きく盛り上がる肉の丘と、その頂点にあるピンク色の突起をあらわにした。
犯される。そう思ったメアリーは本能的に抵抗し、その身をよじった。

「い、いやッ!?や、やめて邦人ッ!?」
「うるさいッ!オレに命令するなッ!」

狂った邦人はなおも抵抗しようとするメアリーに平手打ちを食らわせると、その胸をつかんで力任せに、搾るようにもみ始めた。

「ひいッ!?い、痛ッ・・・!?く、邦人・・・やめて・・・」

メアリーは必死に懇願するが、邦人には届かない。
狂える男の苦悩は陵辱という最悪の形でメアリーを飲み込もうとしていた。
メアリーは必死に抵抗するが、所詮は男と女。
しかも馬乗りにされている以上、彼女に抵抗する術はない。

「へ、へへ・・・。何だよ・・・。何、乳首硬くしてんだよ、メアリー?
 こんなことされて感じてるんじゃねえよッ!?」

パァンッ!

無茶苦茶な理屈とともにメアリーは再び引っ叩かれる。

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