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魔剣使い
官能リレー小説 - ファンタジー系

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魔剣使い 48

 すぐに服の上からもわかるほどにかたく勃ち上がった乳首を、長官はぐりぐりとつまんでは押し潰すように執拗に転がした。
「ふうぅんっ…あっ…やあっ…」
 ゲルダ手がすがりつくように長官の腕をつかみ、脚が、スカートの下でもぞもぞと腿をすり合わせるように動いた。
 長官は背後から彼女の首筋に口づけを落とした。
「あんッ…ハギアさま…」
「先程の話は、考えてもらえたかね?」
 手は乳房を力強く揉み込み、舌でうなじから耳元、頬をじゅるりと舐め上げながら問いかける。
「女の君には酷な任務だ。わたしも心が痛むが…」
 彼の腕の中で、びくびくとゲルダの体が跳ねた。
「我が国の存亡にも関わる重要な任務だ。最も確実な者にさせねばならない。わたし自身の感情に関わることなく、適性と実績で判断を下す必要があるのだ」
 この上なく優しい、甘い声音で、彼は耳元に吐息ごとそう吹き込んだ。
「わたしの立場を、分かってくれるね?」
「あっ、私、ふあぁんっ……」
 陶酔に溺れきった表情で、彼女は喘ぎあえぎ返事をした。
「あの魔剣使いに、あっ…身を、捧げます。あなた様のご命令とあれば、どのような…はぅ、んっ…どのような辱めも、いといはいたしません…」
「よく言ってくれた。君が頼りだ、エルヘ君」
 満足げな笑みとともに、長官は彼女の顎をとらえて横を向かせ、唇を重ねた。くちゅくちゅ、と音を立てて舌を絡める。
 懸命に応えるゲルダの舌先に、彼はしごき立てるような動きで丹念に口内を蹂躙した。腕にすがるゲルダの手に力がこもる。その間も乳房を弄くる手は止まらない。抑えきれぬ喘ぎが鼻に抜けるように高く漏れ出た。
「ん、ふっ…うぅんっ…」
 不意に、ちゅる、と唾液をすする音とともに、ゲルダが自ら唇をもぎ離した。
 荒い息づかいで、陶然と愉悦に浸りながら、ひとすじの理性を頼りに彼女は立ち上がり、長官に向き直る。
「ただ……どうか、この宵だけ…魔剣使いに辱められる前に……」
 彼女の手は震えていた。消え入りそうな囁き声で続ける。
「お情けを…下さいませ、どうか…」
 そう言ってゲルダは跪いた。
 長官の足元にはべり、長官職のマントの裾を手にとると、おそるおそる口づけする。
 彼は苦笑した。
「もちろん、君の望むとおりに。エルへ君」
「ゲルダと…どうか、ゲルダと、呼んでくださいませ」
 彼はあたたかくほほえんだ。
「…ゲルダ」
「はい……!」
 親しい者にしか呼ぶことを許さない下の名を呼ばれ、彼女は駆け上る幸福感に身を震わせた。
「服を脱ぎなさい」
「はい…」

 
 執務室の奥に休憩用にと設えられた寝室で、煌々と照らす灯りの下、ゲルダは白い裸身をさらけ出して横たわっていた。
 ほっそりと華奢な肢体は、服の上から見るほど痩せすぎではなく十分に女らしい肉付きをしていた。
 長官の手で大きく開かれた腿や臀部は細い腰からなめらかな曲線を描いてふくらみ、隠すことを禁じられた乳房は仰向いてなおまろやかに盛り上がっている。 
 長官は巧みに舌と唇を使って、既にぐっしょりと濡れそぼった秘部と、感じやすい腰裏を執拗に愛撫した。
「…んっ! あ、あっ、やっ…ぅンっ」
 脚の間でぴちゃぴちゃと水音をたてて蠢くゼノバ長官の頭を、彼女は力の入らぬ手でさぐった。無意識に閉じようとする脚を長官がそのつど開かせる。
 陰唇を唇がはさみこみ、内奥深く味わうかのように、ずるずると舌がまさぐる。彼女はうつろな目で逃げるように求めるように腰を揺らめかせた。
「あ、っくぅ…はぁぁぅ……」
 長官は、ぐちゅりと唇を離すと、口の端を濡らす愛液を拭いながら、乱れる彼女を俯瞰した。
 指はそのまま粘着質の水音を立てて彼女の中を出入りしている。
 丹念に舌を這わされて勃ち上がった陰核を擦るように指を出し入れされると、彼女は長官にしがみついた。
「あ…、あ、あっ、あンッ…ふっ、ダ…メっ、ああっ」
「駄目? 止めてほしいのかね?」
「やっ…違っ、違い、ます…あ、やっ…ハギアさま、も、イっちゃ…っ」
「…いきなさい」
 長官は優しく耳元でそう囁くと、感じる箇所を引っ掻く形に指を曲げたまま抽送の速度を速め、奥まで突き立てた。
「あっあっあっ、やぁっ…あ、あぁッ、あぁぁァんッ!」
 彼女は悲鳴のような喘ぎとともに体を仰け反らせ、挿し入れられた長官の指をきりきりと締め付ける。
 ピュ、と水漏れの音とともに潮が吹き出し、彼女の体はそのままひくひくと痙攣した。
「……あ、ん…」
「ゲルダ? もういいのかい?」
 白い裸体を朱に染めて、息も絶え絶えの彼女に、長官はからかうようにそう囁いた。
 彼女は重い体を引きずるように起こし、彼に身を寄せた。

 ゲルダは深呼吸ののち、彼のものにくちづけした。
 それから、大きく口を開ける。長官はおもしろそうに、彼女の行動を眺めていた。
 口に含み、唾液で濡らして舌を這わせる。彼に教えられたとおりに。
 強く唇をすぼめて吸い上げながら、熱心に頭を上下させ、細い手指で竿を擦りたてる。
 ほどなくして、もともと並外れた大きさを誇っていた男根は倍にも質量を増し、焼けるような熱と硬度をもってそそり立った。
「もういい。さあ」
 長官は彼女の頭を離し、招いた。
 口での愛撫の間、触れられもしないのに、彼女もまた新たに滴るほどに愛液をあふれさせていた。彼女は導かれるまま、半身を起こした長官に跨るように、こわごわと腰を落としていった。
 ズク、と穿たれる音がして、濡れそぼった秘部に長官のものが一気に挿入された。押し詰まる痛みを伴うほどの、巨大な快感が全身を貫いて、彼女は声を上げて長官の胸にしがみついた。
「ああぁっ! あ、はぁンッ」
「…っふう…」

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