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モンスターハーレム 第2章
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 第2章 268


どうやらここに住んでいた魔物は、カラドリウスというらしい。
なるほど、生の象徴と呼ばれるほどの魔物なら、ここで生活できるのも納得だ。
しかしどれだけすごくても所詮は生き物。
運悪く病気になってしまったというわけだ。
・・・しかしそれで引っ越したなら、何でここはそんなに荒れているんだ?
オレはさらに次のページに進んでみた。

『△月×日
 あまりのつらさに思い切ってテレサにすべてを打ち明ける。
 すると彼女は喜んでボクを抱きしめ、『おめでとう』と祝福してくれた。
 彼女が言うには、ボクの身体の不調は大人になるための通過儀礼のようなものらしい。
 ああ、なんてすばらしいことだろう!
 これでボクは本物の男になれる。テレサのつがいとなって子作りすることができるんだ!』

それを見てオレは驚いた。
そりゃそうだ。レズだレズだと思っていたら、この日記の主は男だったというのだから。
気になるのは、これを書いたヤツが自分のことをまだ男でないように書いていることだ。
今度ソウルイーターに聞いてみよう・・・そう思って次のページをめくると。
そこからは日記の内容が劇的に変化していた。
文字は乱雑になり、幸せいっぱいの内容から不安と怒り、憎悪の入り混じるおどろおどろしい内容へ。
その為か、俺は少し躊躇するが…見ることにした。
逃げても何にもならないからな。
でも、やっぱり見るのは怖かった。
『△月○日
 ボクの成長を喜び、お祝いをしなきゃとテレサが食糧を取りに行って3日目。
 やけに帰りが遅い。大丈夫だろうか・・・?』
『△月☆日
 彼女がいなくなって一週間が経った。
 いくらなんでも遅すぎると、テレサの行きそうなところを片っ端から当たってみた。
 しかし誰もテレサを見たという話をない。
 やっぱり何かあったようだ。テレサは大丈夫だろうか・・・?』

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