モンスターハーレム 第2章 251
「ひっ・・・ぐ!?」
完全に濡れきっていない膣内を、いきなり奥まで突かれてローがうめく。
明らかに快感より苦痛のほうが勝っている様子だ。
しかし気づく余裕のないオレは、そのままタンタンと突き始める。
「ひッ!?ぎ、あ、ちょ、ちょっと待て!もう少し優し・・・!」
オレの下で必死の抵抗を続けるロー。
うるさい。やかましい。女ならオレの下であんあん和えでいろ。
そんなに潤滑油がほしいなら、こいつをくれてやるっ!
凶暴な意識に飲まれたオレは、ローの胎内めがけて金色の精液を注いでやった。
ドクッ!ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ・・・!
大量の精液がローの子宮めがけて注がれる。
しかしオレの剛直はまるでなえない。
それどころか、もっと吐き出させろとばかりに主張している。
オレは当たり前だと言わんばかりに、そのままローを突き上げる。
「ぅああッ!?な、何だこれ!?
オレの中でラグのがまた大きくなって・・・!?
や、やめろっ、そんなに大きくなったらオレのが裂けちま・・・ああぁっ!?」
ローは混乱していた。痛みはなく、わずかながら快感もある。
しかしそのせいでオレの剛直がローの膣内で暴れているのがリアルに伝わり、恐怖感をあおっていた。
考えてみれば当然の話だ。
肉食獣に身体を食われているのに痛みを感じなかったら、よけいに怖く感じるだろう。
痛みや快感などの感覚があるからこそ、実感があるのであり、そうでない感覚など未知や恐怖の対象でしかないのだ。
今まで魔物の本能やフェロモンによって助けられてきたオレは、それゆえにそんな簡単なことにも気づかず、ひたすらローの身体を貪り続けた。
同じモルモットだからか、ローの膣内は妙に居心地がいい。
何と言うか、こういつまでもHしたくなるような感覚なのだ。
今までの連中を肉や魚、野菜とかの料理にたとえるなら、ローはさしずめ主食のパンみたいなものだろうか?
そうこうしているうちに、オレはあっという間に絶頂に達して精神を吐き出す。
「うッ!?」
「ふえっ・・・!?」
ドクンッ!ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ・・・!
ローの子宮の中にたっぷり精を注いで悦に浸るオレ。
やはりこのときはオスとしての本能も満たされるせいか、心地いいものがある。
だが。いつもならここで人心地ついてから第2ラウンドと行くところが、Hはここで急に終わりを迎えてしまう。
なぜなら、ローの右足がオレの顔面を捉え、派手に吹っ飛ばしていたからだ。
蹴られたオレは無様に地面をすべり、天国から一転、地獄に叩き落されたショックと痛みでその場でゴロゴロと転がって悶える。
何事かと振り返ればそこには怒り心頭のご様子で、足を振り上げるローの姿が。