PiPi's World 投稿小説

おてんば姫、ファニーの冒険
官能リレー小説 - ファンタジー系

の最初へ
 138
 140
の最後へ

おてんば姫、ファニーの冒険 140

そんな珍しい真珠がある首飾りにアンナは目を凝らさず見とれていた。


その頃ファニーは船長から刀に纏わる話を聞いていた。
話によるとこの刀は元々異国の姫の所有物でお気に入りの為か何時もの肩身離さず持っていた。
ある日の事、姫がお供と共に領地に出掛けている途中、盗賊に襲われ強姦されてしまった。
その時、姫の手に自然とその刀が抜かれ信じられない強さと速さで盗賊を一人残らず、姫一人で切り倒したと言うのだ。
そしてその後も姫に強姦等の危機が訪れる度に刀から力が沸き上がり危機を乗り越えていったらしい。
そして姫が天寿を全うすると刀は何故か女性ばかりに渡るのだった。
そして渡った女性が危機に陥る度に女性に信じられない力を与え守っていったらしい。
その為この刀を“貞操の御守”として女性に渡り続いたが、ただこれには艶話が付随していた。
それはこの刀で危機を乗り越えた直後に必ず身体が激しく疼き何故か刀の鞘をマ〇コに貫かなければ疼きが治まらなくて一晩中、張子の代わりに使ってオナニーし続いたとの話もあると船長は言っていた。
まあファニーにとっては関係無い話でそれより新たな武器を手に入れた嬉しさで一杯だった。
そんな多少浮かれ気分のファニーにアンナが例の首飾りを手にして近づいて来る。
「ねぇ姫様、このペンダント私に似合いますか?」
「うわぁ似合うよアンナにピッタリだよ」
それは船長がちょいと目を離した時だった。
それはファニーがアンナの首に首飾りを付けてあげたのだ。
「あっ!ファニー殿、何という事をしたのだゲヒョ!」
船長が強く叫ぶと同時にアンナの身体は激しい痛みと疼きに襲われ倒れてしまったのだ。
「アンナしっかりして」
ファニーがアンナを起こそうとした時、船長が近づいてファニーに首飾りの事を話した。
「それは“呪いの首飾り”だゲビョ」
船長の言う“呪いの首飾り”の曰くとは、むかし巨乳と貧乳の二人の美人魔女が同じ男を同時に恋をしてしまった。
男も二人とも恋に落ちたが貧しかった為に一人しか結婚出来なかった。
男は二人を比べようが無かったが最終的に巨乳魔女を選び結婚する事にした。
そしてフラレた貧乳魔女は怒りを堪えながらも結婚前日に巨乳魔女が付ける首飾りにある呪いをかけた。
そして結婚当日、貧乳魔女は巨乳魔女の首に首飾りを付けた。
するとたちまち巨乳魔女の胸は貧乳魔女と全く同じ身体になってしまったのだ。
そして元巨乳魔女は首飾りを外そうとするが外れない。
それを見た貧乳魔女は言い放つ。
「その首飾りは首に掛けられた者は掛けた者の身体と同じになってしまい私か貴女が死ぬまで外れる事はないのよ」
貧乳魔女は言うと元巨乳魔女の前に姿を消し二度と現れなかった。
その後、夫婦は楽しく暮らしたが元巨乳魔女の身体は元に戻る事は無かった。
そして魔女が死んだ後、首飾りは転々としその度に呪いは起ってしまい掛けられた者は悩み続けたと言う。
ファニーはアンナの身体を見ると顔以外は自分と寸分変わらぬ身体になった事に気付いた。

SNSでこの小説を紹介

ファンタジー系の他のリレー小説

こちらから小説を探す