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空〜KU〜
官能リレー小説 - ファンタジー系

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空〜KU〜 2

…親爺は銃をホルスターに戻し、少年は懐から盗んだ…品物対『鬼』用の浄銀弾…を出し、おずおずと親爺にさし出し、再び『すみません』と頭を下げた。
「たく…今日は厄日か?」
ブツブツとぼやく親爺に、拳銃を寄越す香月。
「『迷惑料』だ、とっといてくれ、んじゃ。」
何事もなかったかの様に去ってゆく香月と、何度も礼の言葉を並べ立てながらついてゆく少年。
「待て!小僧共!」
面倒臭そうに振り向く香月と、その後ろに隠れる少年。
「お前らどうせ、文無しだろうが?ついて来い!一杯付き合え!」

親爺がした店は、いかにも『冒険者の酒場』といった雰囲気を醸し出していた。剣士…ガンマン…術士…後は娼婦かただの酔っ払い…兎も角三人は今日の出会いに合成ビールで乾杯!した後、自己紹介。
「神楽香月18歳、どこまで通用するか知らんが村一番の剣豪だ。」
香月に続いて、少年が『すみません』と遠慮がちに挙手する。
「えと…辺里影汰…13歳…です…あの…すみません…。」
そしてビールの大ジョッキを豪快に飲み干し、テーブルに叩きつける親爺。
「武器屋の親爺、これでいいか?」

親爺の投げやりな自己紹介を無視し…というか既に料理をかっこんでいる香月と影汰。
「…」
ステージに水着のような衣装を着た少女が現れ、ぎこちなく踊り始めた。真っ赤になって固まる影汰から骨付き肉を奪い取る香月。踊り子に観客達から卑猥な野次が飛ぶ。
「オラ脱げー!」
「俺に脱がして欲しいんかクルァ?」
そこでステージに上がる一人の男…昼間、香月にボコられたチンピラだ。
「このアマぁそんな半端なサービスで金取れると思ってんのかぁ?」
少女を脱がしにかかるチンピラ。

「きゃあぁぁぁ!」
少女の胸元の服が破かれ胸が露になる。
「おいおい・・・アレじゃあ強姦だろ・・・」
骨付き肉をがっつきながら、香月は言う。
「しゃあない・・・助けてやるか・・・」
香月は手の指をぺろっと舐めると舞台にづかづかと歩いていく。
それを呆気に取られた顔で見ている親爺と影汰。
「はい!にーちゃん!こんなとこでか弱い少女を襲わない!」
少女の乳房を掴もうと伸ばした手を捻り上げる。

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