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element of the word
官能リレー小説 - ファンタジー系

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element of the word 6

俺は思わず自分の股間を押さえていた。すると台座の動きがピタリと止まった。
「大丈夫だ、俺ももう長くはない。あとは任せたぞ」
既に膝まで埋まっているアウダイールはそう言って笑った。
「あぁ、任せろ」
俺はそう答えた。
「じゃあな」
アウダイールはそう言うと台座の中に消えていった。
台座はゆっくりと動き始める。俺はそれに合わせて腰を動かした。
「あぁっ!イクッ!」
俺は射精した。だが、台座は俺を取り込むことはなく、代わりにアウダイールの入った宝石に合わさっていた。
アウダイールはもう既に宝石の中で満足そうな顔をしていた。台座は俺の出した精液を吸収しながらゆっくりと動き続ける。
「あぁ……あぁ……」
俺は快感に身を委ねていた。
変化していく台座は俺から逃げ場を奪う。
覆い被さるように広がり、ついにはアウダイールの宝石が視界いっぱいに広がる。
俺は射精したばかりのペニスを宝石に押し付けた。
「あぁっ!あぁっ!」
その直後、台座は宝石に完全に合わさった。
「あぁ…あぁ…」
アウダイールの宝石と俺の台座が混ざり合う中で、俺は絶頂を迎えていた。
「あぁ…あぁ…」
俺は合体した二色の宝石の中で絶頂の余韻に浸ると同時に何かもかもを理解していた。
絶頂するエネルギーが結晶化し、何らかの力を持つエレメンタルと化す…。
それならアウダイールの宝石とくっついてしまった俺とアウダイールはどうなるのだろう?二つのエレメンタルとなるのか?それとも二つの力が混ざり合った一つのエレメンタルになるのか? 
とにかく今は頭が回らなかった。
俺は他の者とは違い、宝石の中を自由に動けた。そして、漂っているアウダイールに近寄る。
「おい、大丈夫か?」
俺は声をかけた。
「あぁ、なんとかな。しかしお前はすごいな。まさかこんな風に自由に動けるとは」
アウダイールはそう言うと笑った。
「お前こそ…」
俺は言った。
「お前のおかげだよ。お前がこの中に直接入ってきたら、なぜか意識がはっきりしたんだ」
アウダイールが言うには、俺が中に入ってくるまでは気持ちよさで意識がぼんやりとしていたらしい。
「お前は一体何なんだ?」
アウダイールは不思議そうに言った。

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