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妻は男装執事で義弟は女装メイド……
官能リレー小説 - 女装/異性装

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妻は男装執事で義弟は女装メイド…… 1

さて、世の中には不可解なモノが多いがそれはその立場になってないからだ、要は人間何とでも理解しなければならないのだ。数か月前までは天涯孤独であった一ノ瀬 京一はそう思いつつも横に居る執事を見た……キリっとした出で立ちであるがよく見ると胸の辺りが盛り上がっている……彼女が一ノ瀬 旭、旧姓十条、そう京一の妻である。


「……」
「今更、引き取ると言われて呆れるのも分かる、だが漸く……漸くなんだ」
ベットの上にて初老の男性は20年以上前に実の両親や親類らにより見捨てた前妻の遺児である一ノ瀬 京一の手を握りしめた。腕には幾多の点滴跡がありやせ細っている……。
「今の妻もその子供らも家族として受け入れる覚悟がある……どうか」
「……断ります」
京一の言葉と同時に初老の男性の手は外れた。立ち会った弁護士は言葉を掛けようとしたが京一の眼は睨んでいた……無理もない、離婚と言っても慰謝料無しで追い出され乳飲み子だった京一を育てるには壮絶な苦労をし、京一が高校卒と同時に発見が遅れた末期ガンで安楽死、それが京一に出来た親孝行……弁護士としてはその経過を把握していただけにこの様な言葉が出るのも想定内であった。
「……失礼します」
京一が病室から去ろうとした時にスッと人影が見えた。
「お待ちください、こうなったのも」
「今の奥さんが銀行の頭取の娘でそうでもしないと融資が出来なかった、倒産回避して雇用守って!本当にこんな手しか撃つ事ができなかったジジィらが永眠してたすかったな!!!!!」
「「!!!」」
「俺は一ノ瀬の苗字で生きていく」
京一は立ちふさがった小柄な男性を避けて病室から去ろうとするとその男性は手を掴んだ。
「……妻になる恋人はいますか?」
「いないさ、普通の高卒でエッセシャルワーカーの代表職種トラックドライバーなんてな」
「私が妻になります!!!!」
「……はい?」
「一ノ瀬家を御堂河家分家として設立させます!!!!ですから……」
「……悪いが男なんだろ?」
すると執事服のジャケットを脱ぎ捨てYシャツをボタンが弾き飛ぶほどに脱いだ。双球の美乳がシンプルなブラジャーにより包まれていたのだ。
「お、おい!!!!」
京一は慌ててジャケットを肩にかけた。弁護士も天井を見ていた。



「あ〜彼女は十条 旭って言う然る旧家の出の令嬢だった子だ」
「だった?」
「彼女の従兄弟らが悪い連中に付け込まれ、普通の家庭から嫁いでできた子供って言う事で性的暴行された……それが発覚し御堂川家当主が引き取ってな、旭の方は学生時代に散々性的暴行されたお陰でスカートが一切ダメになった」
「PTSD」
「うむ、しかも弟も身体改造をされて男性の服装を嫌がるようになってな……」
弁護士は病院内のカフェテリアにて説明をする。その従兄弟らは今現在は刑務所の住人であり十条家としては二人を呼び戻したいのだが両親がショックを受けて相次いで死亡しており彼女も不信感があるのだ。
京一は30歳、旭は24歳であり共に高校卒……彼女は男装執事として御堂川家に仕えており大学に進学しなかったのも恩義の為である。
「はぁ〜」
「彼女は一途な所もある、どうかね?」
「断ります」
少々乱暴にコーヒーカップを置いたので音が鳴る。



「……」
仕事が終わり帰宅すると廊下に旅行用トランクに大きなスポーツバックを持った男装執事は京一が住むアパートに居た。本当に妻になるつもりか……。
「……わかったよ、今夜は遅いから泊める。朝になったら帰宅するんだ」
「いえ、京一様が大旦那様の養子になるまでは個々に居ます」
「……部屋がないぞ」
「かまいせん」
部屋に入るなり作業ズボンのジッパーを歯で外して汗まみれの肉棒をそのまましゃぶり始めた。確か中学生の時に仕込まれたって言っていたな……。
京一もイケメンで何よりも知性もあるので恋愛はした事があるが高校卒と同時に分かれた、恋人の両親には生立ちがマイナスになったらしいので区切りに丁度良く……。
「っ!おいっ!!!」
頭を掴もうとすると旭はより深く咥え込み珠を指で転がす。
「出るから離れろ!」
溜まっていた精液は男装執事の顔に塗された、とりあえずその場にあったタオルで拭こうとするとスラックスを脱いだ。シンプルながらもセクシーな色合いのスケスケショーツ、そしてブラジャーもだ……。
「抱いて……昔投与された薬の影響で発情するんです」
「……なるほどな」
こうなると京一もヤルしかない、万年床で申し訳ないがラブホに行く暇も無い。

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