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魔法娼年 チェリーガールス
官能リレー小説 - 女装/異性装

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魔法娼年 チェリーガールス 5

ストライトブルーは触手化した魔導書に飲込まれたシェリフを助けるべく魔導書を開き、グレムリンホワイトは対魔獣ライフルを銃身を上にする。魔法陣が出現しシャイニングレットとライトニングイエロー、シャドウブラックは其々の魔導銃を構える。
「「「「「聖弾!!!!!」」」」」
砲弾が形成され発射され魔導書は破壊、そして大きな鳥が落ちてきたと思えば妖精の姿に……つまり彼女は絶界の内部しか本来の姿を現わせないのだ。
「遅かったわ……」
「仕方ないよ、後はあの二人よね……」
シャイニングレットは頭を抱える。こんな魔法少女なんて初めてだ。

自分達でさえも他の魔法少女らから“邪道”とされているので連携が取れてない……。
「シャイニングレット、大丈夫よ……」
グレムリンホワイトの両手から魔法陣が出ており小さな魔導書が出現した。



「「……」」
空と勇はある財団の施設内で事情を知って絶句する。勇は変わり果てた母親の姿に下半身が切なくなった。
「二人は第二次性徴が終えるまで人間の体を維持しなければ彼女の様に淫魔になる、空の場合は父親が獣闘士になっていたから母親の魔法少女因子が出たのだろう」
「その……」
見た目が子供に見えるが尖った耳に宗教の司祭服と分かる荘厳な衣装に身を包み長い杖を持つ人物……彼こそパステルジャケットを生み出したハイエルフのハイフだ。
「二人には歪だが淫魔との戦う力がある」
何より淫魔は魔法少女キラーであり犠牲者が出ている、パステルジャケットは対淫魔を前提に誕生させたのだ。
妖精世界と魔力が溢れている異世界“アルハザート”の住人の多くが魔力が全くないこの世界に魔獣や淫獣が流入すればより強力になって戻ってくる……妖精世界とアルハザートの国家統治者と宗教指導者らは自分らの犠牲を抑える為にこの世界の住民にリスクを背負わせている……だがアルハザートの住民の一人でもあり大魔導師でもあるハイフはこの方針には危機感を持っていた。もしこの世界が魔物が跋扈すれば……そこで近接戦闘を強いられる魔法少女や獣闘士システムとは間逆のシステムを構築した。無論これには反対意見も多かったが魔法少女や獣闘士になった人間は同時に魔物や淫獣に成り易い事実を思えば……何よりもこの世界にある“銃”と言う存在はより多くの魔力適応者を覚醒させる可能性があるのだ。
「戦うしかないよ」
「……勇」
「空、僕は自分が受けた恥辱は覚えている……だから戦おうよ」
ハイフは頷くとグレムリンホワイトは小さな魔導書を二人に渡す……これが変身アイテムと同時に安全装置だ。



程無くして二人は協力者を得ることになる、それが私だ……柳瀬 陽、職業はモノ書き&フリーランスPC技能社員である。
今やPCは社会に浸透し仕事上OA化して効率が上がったのか……それは一概に言えない、複雑なシステムはPCでも“混乱”するし今の会社員の殆どは若い頃は無縁の世代とも言える。陽の仕事はエラーやフリーズをリカバーする事だ。
「あ〜〜こりゃあバックアップも容量一杯になっているな、だからはじかれたか」
フリーズしたPCに手持ちもノートPCを接続させて診断する。
「はい?」
「古いデータの自動消去とかしてないんですか?」
「……以前していたけど」
社員の男性が頭を抱えているのは苦労して打ち込んだデータが飛んでおりこれまでバックアップをしたが全て弾かれていたのだ。
「(これ誰かが弄ったな)」
とりあえず上司に報告してサポートに付こう。勝手に設定を弄られたら困るので顔認証でも導入する用に記載しておこう。

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