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乱交島の日々
官能リレー小説 - 複数プレイ

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乱交島の日々 3

「そうだよね……。考えなきゃだめだよね」

 圭一の隣にいる乙宮レナ……15歳の女子中学生もぼそりと呟いた。

 一年ほど前に田舎(最寄りのコンビニまで車で30分)へ引っ越してきた圭一と、その隣に住んでいるレナは色々あって、漂流する2か月前から付き合いだした。そのころは二人とも避妊どころかセックスのことさえ考えてなかった。
 もちろん圭一はレナと、レナは圭一と「セックスしたい」という欲求はあったが、現代日本では中学生のセックスや妊娠はタブー視されているので、「そういうことは高校生になってから」と忍耐して、キスやデートで我慢していた。

 しかし、文明社会から隔絶されると、子供を孕ませたい・孕みたいという本能が強く出るようになった。
 この島で圭一が中出しを我慢しきれなかったように、レナも中出しされること求めた。
 「誰とでもセックスして良い」という状態で圭一以外の男三人とセックスすることになっても、「中出し厳禁」のルールをタテにして圭一以外の中出しをシャットアウトするつもりだった。
 だが、元也も瑞穂も理久も、外出しに関する技や忍耐は圭一と大差なく、結局は圭一以外の精液を打ち込まれた。
 最初は圭一に対して申し訳ないと思っていたが、圭一もまた凪沙やキサ、花音といったレナ以外の女に中出していたので、お互い様な状況に二人して笑った。
 それ以来、二人でセックスする際に、圭一はレナ以外の女の、レナは圭一以外の男の乱れようを寝物語のネタにするようになった。

「そんなの……産んで育てるに決まってるじゃない」

 左原音々……16歳の女子高校生で、理久の姉が言う。

「でも、救助されたときに子どもが産まれていたら、ややこしくなるわ」

 日村すずか…19歳の女子大学生も言う。

「せやな。父親不明の子どもを孕み産んだ独身女は、良い目で見られんからな」

 千里千草……23歳の京都風美女も言う。

「あの、元也さん。少し、考えさせてもらえませんか?」

 瑞穂からの頼みに、俺は明朝に皆の意見を聞くことにして、その場をお開きにした。

 明朝、俺はすずかと千草の中を代わる代わる突いていた。他のメンバーもそれぞれに気持ち良くなって、まだ昨晩の件に結論は出そうな雰囲気ではなかったので、俺はとりあえずまだその話題は出さないでおいた。




 それから数日たったある日、俺はまた16人でたき火を囲んでいる中で、新たな提案をした。

「みんな、もう、着てきた服、かなりボロボロになっていないか?特に着替えのない人は」

 ここに来た時に、皆、ボートにろくに荷物を持ってくることができていない。
 着替えを持ってこられた人の方が少数で、多くは、俺も含めて一着の服を一か月以上着ているのだ。
 時々海で洗う。その間に裸になって、それが見られても、それを見ても、別に何とも思わなくなっていた。
 もう、ここにいる16人は、全員、互いの裸を何回も何回も見たのだから。

 何人かの女性は、服の端を気にし始めた。

「いつか、救助される日が来た時、無事に服を着て帰りたいと思うんだ。そこで、もう、この服は仕舞っておいて、服を着る、という社会規範は忘れて…よければ、だが…裸で過ごしてもいいことに、しないか?」

「そうね」

 最年長の凪沙が立ち上がって、勢いよく、その場で全てを脱ぎ捨てた。
 たき火の炎に、凪沙の体が、映える。


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