乱交島の日々 2
「あっ、あっ、すごい、イッちゃうよ!」
花音の口奉仕に喘ぎ声をあげる瑞穂。
カッコイイというより、可愛い・綺麗という形容が似合う顔が乱れるのは、対象が男、それも俺に次ぐ年長だとわかっていても、そそられる。
「うっ、そろそろ俺も!」
理久も喘いでるが、はたして花音の膣内だけに興奮してるのか、怪しいものだ。腰を振りながら瑞穂の顔をチラチラ見てるのだから。
とにかく、瑞穂は花音の頭を、理久は花音の尻を両手で掴むと、ほぼ同時に、花音の中に射精した。
「んんんんん!!!!」
花音の声にならない喘ぎを背に、俺と凪沙はその場を離れた。
もう一回ヤりたくなったからだ!!
俺と凪沙が林から出て砂浜に戻って、もう一回服を脱ぎ捨てた。
そして、抱き合い、俺はもう一度挿入するタイミングをはかっていた。
「元也さ〜ん」
「花音ちゃん」
花音が、一糸まとわない姿で、こちらに向かってきた。
「元也さんの、入れてくださいよ」
「理久のでは満足できないの?」
俺はわざと意地悪に言った。
「い、いえ、そんなことはないですけど…みんな、好きなんです!!凪沙さん、次いいでしょう!」
「…どうぞ…」
凪沙はそう言ったあと、僕の方に向いた。
「じゃあ、元也君、舐めて。仰向けになって」
俺は仰向けになった。俺の肉棒は、またがってきた花音の中に入り、俺の顔の上には凪沙のものが乗った。
俺は舌を回転させた。
そもそも男1人に女3人の状況だ。こんなことは日常のことだ。
花音が満足した後、俺はもう一回、凪沙の中に出した。
こんな日々が続いた、ある日の夜、俺たち16人は、たき火を囲んで、夕食を食べていた。
俺は、前から考えていたことを…まだ凪沙にしか、相談していなかったが…言った。
「ちょっと、聞いてくれるかな?」
「なんですか?」
他の15人は、一応俺の方を見た。
「みんな…最初は『中出し厳禁』だったけど、今ではそれは、守られていない」
しん、とした。
「俺は、それを責めるつもりはない。人間として、当然だと思う。俺も、そうだし」
誰も何も言わない。
「こうなったら、遠からず、子供ができることは、あると思う」
とたんに、ちょっとざわざわし始めた
「元也さん、あたしは、生理…はじまって間もないし…まだ大丈夫と思うのですが…」
花音がそう言った。
俺の知識でも、それは分かる。
分かるが…………。
「今は大丈夫でも、これからどうなるか解らない。半年後、一年後も同じことが言えるのか」
「う……!!」
花音が黙り込んだ。
この島に漂着してから35日が過ぎたが、救助どころか船や飛行機を見ることさえなかった。
こうなっては半年後か一年後、もしかすると五年後になってようやく救助が来ることもありえる。
それだけの期間で毎日中出しセックスをしていれば、子どもができないほうが異常だろう。
「だから、今のうちに考えておきたいんだ。……子供ができたらどうするのかを」
「子供か・・・考えてもいなかったぜ・・」
前田圭一がぼそりと呟いた……
15歳の圭一にとって、それは無理も無かった。
都心生活を送ってさえいれば、スキンなど容易に手に入る品物だ。
自販機でも売っているし、コンビニでも年令問わず24時間、購入可能だ。
しかし、この離島にそんなものがある訳もなく、
しかも、この島に来て童貞を喪失した圭一にとって、外出しできる程の技も忍耐も、持ち合わせてはいなかった。