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過去の過ち
官能リレー小説 - 脅迫

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過去の過ち 2


「はぁ…はぁ…はぁ…」
生徒会室から逃走した由紀子は女子便所に駆け込み、息を整えていた。
「もう最悪…よりによって先輩が生徒会室に入って来た途端にオッパイが飛び出しちゃうなんて…」
成長期真っ只中の由紀子は最近急速に胸が成長して来ていたため、新しいブラウスとブラジャーを買わなければならないと思っていた矢先のハプニングだった。
「どうしよう…このままじゃ帰れないし…」
露わになってしまった胸を見下ろしながら溜め息混じりに呟く由紀子。その時、ノックの音がした。
「おぉ〜い、小早川ぁ〜。大丈夫かぁ〜?」
扉の外から聞こえて来たのは小野寺の声だった。
「せ…先輩!?ここ女子トイレですよ!?」
「良いよ。もう校舎の中には誰も居ないし。それよりビックリしちゃったよ。いきなり胸が…」
「ご…ごめんなさい…」
由紀子は恥ずかしさで真っ赤になり、消え入りそうな小さな声で言った。
「まあ良いさ。それより俺のジャージの上着持って来てあげたよ。そのままじゃ帰れないだろ?」
その言葉は由紀子には救いの神が現れたかのように聞こえた。
「ほ…本当ですか先輩!?」
「ああ、だから早く出ておいでよ」
「あ…あのぉ…すいません。恥ずかしいから上から放り込んでもらえますか?」
「いや、出て来てくれないと渡さないよ」
「え…!?」
「ほら、早く、開けないと先に帰ちゃうよ。」
「そ、そんな。」
「胸丸出しのままじゃ、恥ずかしくて外に出て来れないよ。」
「分かったわ。開けるわ。」
由紀子はゆっくりとドアを開ける。

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