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双子の美人女刑事
官能リレー小説 - 職業

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双子の美人女刑事 1

「おい!!君!!危ないぞ!!」
「え?」
突然、無人の車が僕にめがけてすごい勢いで突っ込んできたのだ。

僕は高木実(たかぎみのる)○○会社に勤めているサラリーマンだ。

「すいません!!ケガはありませんか?」
車の持ち主らしき男が慌てながら僕に声をかける。
「あ。はい。なんとか、大丈夫です。」
「おかしいな〜何で勝手に動き出したんだろ?」
「じゃあ、ぼくはこれで・・」
「あの、ほんとに救急車を呼ばなくてもいいんですか?」
「はい。ほんとに大丈夫ですから。」
そして、俺が家に帰ると何者かに荒らされていたのだ。
そして、妹の恵美(めぐみ)がリビングで倒れていたので慌てて恵美に駆け寄った。
「恵美!!しっかりしろ!!恵美!!」
「う〜ん。」
「どうやら、何者かに薬を嗅がされて気絶していただけのようだ。」
(でも、いったい誰が・・)
僕はすぐに警察を呼んだ。

数分後、パトカーと救急車が来て、恵美は病院に運ばれた。
僕も付いて行きたかったが、現場検証のため家に残らざるを得なかった。
警察の人達は荒らされた家の中を一通り見て回り、それが終わると刑事は僕に妙な質問をした。
「高木さん、あなたは誰かから狙われる心当たりなどはありませんか?」
「は?どういう事ですか?」
「いや、侵入の手口が普通の泥棒にしては余りにも鮮やか過ぎる。それに家人に薬物を嗅がせて気絶させるなんて、単なる物取りにしては妙に手が込んでいます。何より金目の物が盗られていなかった。妹さんも気絶させられただけ。暴行が目的だった訳でもない。これは明らかにプロの犯罪組織による犯行です。あなた、何か裏社会とか秘密結社とかに付け狙われる理由とかありませんか?」
「そ…そんなのある訳無いじゃないですか!僕は平凡な庶民ですよ!?大財閥の御曹子でも大物政治家の隠し子でもない!会社での仕事だって重大な機密に触れるような物は一切ありません!派遣さんと殆ど変わらない雑務ばかりです!」
「それはそれで哀しいですね…」
「大きなお世話です!…あ!そう言えば…」
「どうしました?」
僕は昼間、無人の車に轢かれそうになった事を刑事に話した。
「…そうでしたか。高木さん、やはりあなたは何者かによって命を狙われている可能性が高い…」
「そ…そんな…」
僕は全く身に覚えが無かった。
今までスリルやサスペンスとは無縁の人生を送って来たのに…一体何だって言うんだ…。

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