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Mr.
官能リレー小説 - 職業

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Mr. 10

これじゃまるでお笑い番組のコスチュームだ;…
布で隠されているのは竿と玉だけで、陰毛までもが両サイドから飛び出しているし;…

「や、止めろよ;…俺はそういうキャラじゃないんだからさ;」
もっと砕けた男ならば、こういったプレーも楽しむこともできるとは思うけど…生憎俺は戸惑いを隠せない;
自分の身体を…しかも自分のムスコを…こんな風に他人の目に晒け出すことなど思ってもいなかったことだ;…

とはいえ、この先の読めない展開に興奮しない訳じゃない…
脱がされるとばかり思っていたにも関わらず、それを持ち上げられるとは思ってもいなかったことだからね…
その証拠に俺のムスコはこんな状態でありながら益々勃起を強めている;…
ぴったりと貼り付く薄布越しに、そのグロい形ははっきりと目に出来てしまう程だ;…

俺の戸惑う気持ちを察したのか?…彼女はパンツを引っ張っていた手をいきなり離す…
サワッと落ちてくる薄布…ゴムは延びきりもう元に戻ることなく俺の勃起した竿に掛かるだけだ…

これは間違いなく全裸と言っていい;…
黒く繁った陰毛は勿論のこと、根元に存在する双つの玉…
股の間にいる彼女の位置からは尻の孔までもが見えちゃっていると思う;…
唯一隠されているといえば竿の先の部分…
まぁソコが晒されなかっただけでも、俺にとっては助かったと言えるんだけど;…

そう…俺は何を隠そう包茎だ;…
まぁ包茎と言っても手を使えば剥ける仮性包茎だから問題は無いと言っちゃ無いんだけど…それでも男としては“コンブレックス”を感じている…
当然出張先のアパホテルで大浴場に入る時はパンツを脱ぐ前に剥いているし、トイレで用を足す時も横から覗かれることを気にして剥くようにはしている…
まぁ日本人の7割以上の男は仮性包茎だっていうから、気にすることも無いとは思うんだけど、男にとって剥けているのといないとでは、大きな違いだ…
今も彼女に気付かれる前に被った皮を下ろそうと思ってはいるのだけど、なかなかチャンスが訪れないんだな…これが;

それなのにどういう訳かムスコがヒクッと動き、先端に掛かっていた薄布がフワッと落ちる…
あちゃ;…
親の心、子は知らずって…正しくこのことだ;

勃てば剥けるってヤツもいるみたいだけど、残念ながら俺のは手を使わないと剥けない;…
こんなギンギンになっているにも関わらず亀頭は隠れている訳で;…こんな姿を彼女に見られただけでもある意味屈辱だ;…

「Mr…」
そんなこと気にするな…とでも言ってくれているみたいに頬を上げてくれる彼女…
まぁ考えみたらヨーロッパ方面の石膏像の男は、皆包茎だから彼女にしてみたらこれが普通なのかもしれないけど…

ん?…ってことはサイズはどうなんだろう?

彼女が北欧出身だったら、あっちの男は身体がデカイ分モノもデカそうだし…身体は日本人とそう変わらないフランス人なんて、なぜかモノは日本人よりデカイって聞いたことがある…

そんな異国の地の彼女からしてみたら、ごく日本人サイズの俺のモノなんて短小に見えるんじゃないか?…と、気にもなる;
ましては皮っ被りの包茎だ…
この笑顔は単なる作り笑いで…心の中では落胆している可能性だって無くはない…
「これでも日本人の平均サイズはあるんだぜ…それに日本人の大半はこんな包茎だって言うしさ…」
この言葉はもう…彼女に言っているというよりも自分への慰めだ;…
包茎で…しかもそれほどに大きくもない自分のモノを…ずっと気にしていたことは事実だ;

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