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竿師 公称年齢十八歳
官能リレー小説 - 職業

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竿師 公称年齢十八歳 2

「寝かせておけ……どの道、竿師になるにはキツいからな」
御隠居は孫と同じ年代である悠を心配していたが銀二の自腹額を考えると仕方ない、身元がしっかりした買い手がショタには目が無い婦人である。表では事業家で尚且つ慈善活動で有名だがその裏では保護した児童/少年らを喰い物にする……婦人の夫が水商売を複数経営し悠の母親がそこでホステスをしており幾度か見かけたらしい。直ぐに言い値以上で買う事が決まっていた。


そこは悠が住む街から高速で数時間かかる山間の温泉街である。そこにある古びたビルの一室……ストリップショーが出来る昭和の匂いが漂うこの場所は通常なら大人の女性らが露出度が高い衣類を脱ぎながら踊る訳だが……知る人ぞ知る裏プログラムがある。少年ストリップショー、宿の従業員らがその手の嗜好があるお得意さんに教えると言う。知名度も無い小規模な温泉街はこうでもしないとやっていけない……知名度がある温泉街にある旅館が予約で獲れずに仕方無しにここに来たと言うのが多い。
昔は一帯にある炭鉱で栄えたがエネルギー革命後は過疎化を食い止めるのに必死でバブル期には銀行の甘い見通しによりホテル化した伝統がある旅館もその後の不景気で複数廃業に追い込まれた。故に客を呼び込むには非合法のショーしかないのである。最初は人妻、次にロリコン……そして最近ではショタも扱うようになり当然ながらヤクザも介入している。彼らもシノギが年々苦しくなっているので手を貸しているし、事業家も餅は餅屋と言う感じで利用している。
「……」
悠は御隠居によりそのビルにある一室に案内された。そこには着飾った婦人が座っており悠はアッと驚いた。
「うふっ、ちゃんと話すのは初めてだよね……貴方の母親は見込みあると思っていたわ」
「……」
「でも、彼女は余りにも夜の街をナメていた……私が察知した時には手遅れだった。悠君、貴方の借金は今の所は増えない……だけど銀二さんに返す義務はある、年齢は関係無い」
婦人はにっこりして悠の顔を撫でる。
「貴方の人生を買う事が責めての償い……」
片方の手は悠の股間を撫でていく。
「……」
「私の事はそうね、有坂マダムって呼んでくれると助かるわ」
「はい」
婦人は悠の首に首輪を付けた。その場で定めるのではなく客の目の前で悠の衣類を脱がすつもりだ。
公立の中学校らしく学ラン姿だが袖口が少し長く、数か月前まではランドセルを背負っていたと言うのも納得する。有坂マダムが最も好む年頃だ。
「支配人、ごめんなさいね……急に変更して」
「いえ、ここん所は表の方もマンネリでしてね、予定していた裏の方もドタキャンされましてね……まあ助かりましたよ」
支配人は恐縮して言う。


ステージ周辺には其々の旅館の浴衣を着た若年から妙齢の女性が詰めかけ、数こそ少ないが男性の姿もいる。何れも旅館のお得意さんでセレブやら社会的地位がある職種も少なくは無い。
「これより有坂マダム様の新ペット、お披露目を行います」
観客がどよめき、唇を鳴らす者もいる。悠が居るステージ横でも聞こえる……。
「こわい?」
悠は頷くも有坂マダムはほほ笑む。扇情的な深紅の本革製ボンテージ衣装に身を包んでいる。
「だけど、お父さんに心配かけたくないって言う想いを遂げたいのなら覚悟はしなさい」
彼女はリードを軽く引っ張り悠は歩き出した。ステージに出ると拍手が起こる。
「皆様……今宵は私の新しいペットの紹介に集まってくださりありがとうございます。今から彼を紹介します」
マダムは助手から渡された短い鞭の矛先を悠の股間に定める。
「ユウ、年齢は18歳です」
無論、嘘であるが公称年齢なら造作でもない。

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