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某企業新商品シャンプー発表会
官能リレー小説 - 職業

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某企業新商品シャンプー発表会 5

「私と同期入社なんです」
「あら、真沙美ちゃんと?縁があるのねぇ」
「そうですね…」

「えっ、なになに?」
「マネージャーさん?私たちの?」
「あー、すごーい、イケメンさんだー」
残る3人、堀川由希・幸田茜・吉良まどかもやって来る。

「噂で聞いたの…商品開発部からマネージャーを引き抜くって。私も、元はそこにいたのを、無理言われてこの仕事をしてるの」
そう言うのは由希。
「そ、そうなんですか…」
「あの犬専務に気に入られちゃったからねぇ」
亜季も頷く。

「私たち、もともとは所属も部署もバラバラで、今回のプロモーション活動のために社内の女性社員から選りすぐりの美人を出せ、って言われてこの活動をすることになったの…」
亜季の言葉に、歩は驚くほかない。
「まあ、美人って言われるのは悪くないけどね。なんか芸能人みたいな扱いに慣れないのよね…」
亜季は少し困ったように苦笑いする。

「(そうか、皆さん大変だったんだな…)」
歩はふと考えた。
「(皆さんも、望んでこの仕事を引き受けたんじゃないんだな…俺もここに飛ばされて文句言ってるわけにいかないよな)」
そう考えると、今からの日々が不思議と、楽しみに感じられた。

「歩くん」
由希が声をかける。
「こうして会えたのも何かの縁だよね。これから一緒に、頑張ろうね♪」
「はい!」

―こうして、歩の広報部、そして『シャンプー・ガールズ』のマネージャーとしての日々がスタートした。
自己紹介もそこそこに、5人にプロモーションについて説明する。

「今回のプロモーション活動ですが…」
歩の説明を、真剣に聞く5人。
「まず、水着で撮影します」

「…えっ」
「そ、そうきたんだ」
驚いて絶句する茜、戸惑いの苦笑を浮かべる真沙美。

「先日、広告代理店の方が持ってきてくださったプロットがあるので、そちらを見てください」
歩はDVDをプレーヤーにセットして、DVDを再生する。

つい先日、歩も目にしたシーンが流れる。
大山田社長が激怒し、犬塚専務が感動したあの映像だ。

「うわー…」
「へー…」
「あー…ははは…」
まどかは唖然とし、亜季は興味深そうに頷き、由希は納得しながらも苦笑を浮かべる。

「(…今いる皆さんが水着になって、この映像どおりに…)」
歩は思わず想像してしまう。

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